「時とまる寒し教室いす座り」の批評
回答者 なお
本田さん、こんにちは。初めまして。初投句とのこと、内容からして学生さんですか?
お若いうちから俳句を始めるというのはいいことだと思います。ぜひお続けください。
さて御句拝読しました。がっつり添削してくださいとのこと、それに応えられるだけの突っ込みどころ満載の句です(笑)。
しかしあらかた先のお二人が的確なコメントをなさっているので、私は、重複するところもあるかもしれませんが違う視点から。
そもそも、朝、教室へ行って、彼女の席に座ったのは何故ですか?
今のままでは「寒かったから」となっています。違うでしょう?
無理やり季語を入れようとして「寒し」などとするから文法と合わせてダブルおかしくなるのです。
次に、彼女の席に座ったら、「時が止まるような気がした」。このままでは、わかったようなわからないようなままです。
なぜそんな気がしたのか?それを少し感じさせたいです。
彼女の席で、彼女と同じ空気を吸い、彼女と同じ景色を見ていたかったからでは?
ですから、「時が止まる感じがした」というより、「時が止まってほしい感じがした」という方が、読み手には共感を得やすいと思います。
・始業前クッション温し君の椅子
これは温し(ぬくし)を季語として扱いましたが、温しは気候にだけ使うので、このようなモノの暖かさには使えないと指摘される可能性大です。また、三段切れの指摘もありそうです。
ですので、推敲の土台として使っていただければと思います。
私は御句のような学校俳句、好きですよ。というのは、私は高校生のころ、作詞作曲をしてギター弾きながら歌っていました。今から考えると恥ずかしい限りですが、中には名作があり(笑)、今でもたまに鼻歌として知らないうちに口ずさんでいます。
本田さんはそれが俳句なのですよね。これから楽しみです!
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初投稿です。
冬 朝早く教室に行ったら誰もいなかったので好きな子の椅子にすわってみたら
時がとまったように感じた ということを表したいです。
がっつり添削してくださってもかまいません。よろしくお願いします。