「打ち水や俄かに風の通り道」の批評
回答者 腹井壮
おせっかいさん、こんばんわ。俳句としての詞を作ろうとする姿勢を感じました。ただ、上五のいかにも涼しげな季語と中七下五のこれまた涼しげなフレーズが近すぎますね。せめて
打水や微かな風の通り道
くらいは離してもいいのではないかと思います。改革派・進歩派が保守派・守旧派の真似事をするとこうなりますよとの事例でしょうか。
点数: 0
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作者 おせっかい 投稿日
回答者 腹井壮
おせっかいさん、こんばんわ。俳句としての詞を作ろうとする姿勢を感じました。ただ、上五のいかにも涼しげな季語と中七下五のこれまた涼しげなフレーズが近すぎますね。せめて
打水や微かな風の通り道
くらいは離してもいいのではないかと思います。改革派・進歩派が保守派・守旧派の真似事をするとこうなりますよとの事例でしょうか。
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回答者 塩豆
どうもこんばんはです。
おっしゃる通りオーソドックスな型ですね!
風は通常目には見えませんが、風が及ぼす作用であれば写生することができます。そしてそれに目をつけたところは非常に良いと思うのです。しかし私であればさらにもう一丁具体的したいのです。どのようにして「風の通り道」を観察したのかは分かりませんが、例えば草木にそれが表れたのであれば「草木に風の通り道」などとしたいです。「俄かに」という情報と天秤にかけてこちらの方を私なら優先します。
私がおせっかいさんの俳句を特殊と感じたのは型ではなく、寧ろそういった抽象性を好むというところに一つあるのかもしれません。
点数: 3
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今回はオーソドックスな句です。