俳句添削道場(投句と批評)

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平凡な暮らしに添ふるメロンかな

作者 卓鐘  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

ぎゅっと四国兼題メロン、勢いで投句してみたが、佳作どまりでちょつと悔しい。僕にとって今のところ俳句は競技なので結果がでないのは悔しいなぁ、

安定のげはさん、イサクさん!さすが!なんとか追いつきたい!

秀作と比べると、季語を完全に主役にしきれてなかったのと、借り物の言葉であったことが反省点かなぁ。

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「平凡な暮らしに添ふるメロンかな」の批評

回答者 葉月庵郁斗

コメント本当にありがとうございます
おっしゃるとうり
最終的には自分で考え試行錯誤しながら
作句してレベルアップを目指すしかないと思います。入門書は何冊も読みましたが
作り方は書いてあっても
それ以上の事は書いてありません(泣)
夏井先生添削やNHK俳句、ポストの入選句など毎回感動してその凄さに俳句を初めた訳ですが、私は、俳句は人に読まれてこそと思っていますので、皆様の感想やご指導は大変勉強になってます。ただ正解がないので
センスや感覚が大事となるとお手上げです(笑)
ややこしい奴ですが
よろしくお願いします。
朝から長文失礼しました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「平凡な暮らしに添ふるメロンかな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも的確なコメントありがとうございます。

ギュッと四国「俳句道場」、拙句は破調の、おいしくなさそうな季語の、川柳的諧謔だったので、落とすかなあと怖かったですがセーフでした。自分的にも好きな句です。

恍惚の人は句材として気になるところですね、有吉佐和子著が浮かびました。言葉を選ばずに言うと好きな句材です。ドラマもあります。母ではなく「かあさん」としたところも詠み手と母との距離感が見えて好き。
自戒にありましたが、恍惚の人に対して、季語「メロン」がベストか、あるいはメロンで届けたい感慨が難しかったのかもしれません。食べている人も詠み手?かあさん?というつながりに少し悩みました。兼題「メロン」なのであれですが、下五に持ってきて、メロン以外の果物にするだけでも、かわりそう。
かあさんは恍惚のひと檸檬切る

掲句。今回の秀作見てると、一物もありましたが、メロンが出てくるドラマがいろいろ浮かぶ句が多かったですね。たしかにメロンって日常の中の非日常という感じの本意なのでしょうか。平凡な日々の中で、どんな状況で非日常のメロンが出てきてるのかを想像させてくれる句が多かったですね。

点数: 2

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「平凡な暮らしに添ふるメロンかな」の批評

回答者 たーとるQ

句の評価:
★★★★★

卓鐘さん、こんにちは!
皆さん、色んな投稿サイトに俳句出してるんですねぇ……活動力が半端じゃないっす

御句の敗因は、「添ふる」がやや説明っぽさを残してしまったことでしょうか?
かなり完成されてますが、某番組で梅沢富美男さんがこれを投稿したらあのお方に「添ふるって説明するな」って言われるパターンですかね。例としては
・平凡な暮らしに一玉のメロン

点数: 1

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「平凡な暮らしに添ふるメロンかな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

卓鐘様もついに参戦ですね。あそこは秀作から上が「特選」一句しかないので、ポスト・生活よりは力抜いて、基本秀作狙いにしてます。

あちらの掲載句、上五が歴史的仮名遣いならば中七「かかさま」などしてもよかったかもですね。
取り合わせに因果は不要ですが、恍惚の母(あるいは自分)と「メロン」を「食べている」の映像を合わせる説得力は欲しいかもです。とするとせっかくの会話口調ですが、「恍惚の母」で七音として残り五音に情報を入れた方がよいかも、という可能性も残ります。

・かあさんは恍惚の人メロン固し
・恍惚の母はメロンをたひらぐる(某所掲載の自句のアレンジ)

季語としてのメロンの本意は(現代のメロンに対する価値観は置いておいて)記事の解説通り「高価な果物」。高価だから「特別」。ですが一般の食卓にもしばしば登場する。今回はその辺りでしょうかねえ?平凡な暮らしにどのように「添え」られたのか・・・この句はいいとこ突いてますね(笑)

点数: 1

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「平凡な暮らしに添ふるメロンかな」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。
拙句「一年の」に温かいコメント有難うございました。これからもよろしくお願いします。

このギュッと四国というのは不勉強にして存じませんでした。
しかし卓鐘さんにしても、イサクさんも、げばさんも、色々なところにご投句なさっていますねー。それもみんな夏井先生
いや、他の先生のところにもご投句なさっていてもそれは話題に上らないだけでしょうか?

さて御句拝読しました。私が子供の頃は、西瓜は食べてもメロンなどは本当に特別な食べ物で、高級な果物店に桐の箱に入って並んでいて、目の玉が飛び出るような値段でした。
ご存知かどうか、ドクターXという番組で、岸辺一徳が高額な請求書を持っていく時にメロンを持参しますね、あの感じでした。
ですので平凡な暮らしには、まるで縁がなかったです(笑)。
結婚式か、病気の見舞いか、葬式のお供物のお下がりか…。

御句の場合は、「平凡な暮らしに添ふる」という措辞が「メロンは普通の食べ物だよ」という感じで、「メロンは特別で高価なもの」という今回の兼題の季語のポイントとは違うと取られたのではないでしょうか。

そんな私ですから、今でもスーパーの店先でメロンが山積みになっていたりすると複雑な心境です。
と言いながら、今朝もいただきましたが…。

点数: 0

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