俳句添削道場(投句と批評)

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さえずるはあめのよろこびあおがえる

作者 緋夢灯  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

はじめまして、こんにちは。
俳句は初心者ですが、面白そうなので参加させて頂きます。
こちらの句は初夏の句ですが、「さえずり」と「あおがえる」が季重なりになっています。
季重なりにも補強し合う関係等、良い例もあると聞きました。
当作は上手くいっているのか分からないので、どなたか教えて頂けませんでしょうか?
また、「よろこび」など、擬人的な表現は、俳句的にはどうなのでしょうか?
よろしくお願い致します。

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「さえずるはあめのよろこびあおがえる」の批評

回答者 なおじい

緋夢灯さん、こんにちは。初めまして。
俳句を面白そうと思ってくださってうれしいです。私も思っていますから!

さて御句拝読しました。私は、先にコメントなさっているイサクさんほど上手く言えないのですが、感じたことをお伝えしますね。

おっしゃりたいのは、青蛙が鳴いているのは雨を喜んでいるのだということですよね?

まず、「さえずる」は、季重なり以前に、やはり小鳥の鳴き声に使われると思いますので、カエルの鳴き声には似合わないと思います。

次に、カエルが雨を喜んでいる、ということについてですが、これは誰にもわからないですよね。ワンちゃんだと尻尾を盛んに振ったりしてわかりますけどね。
ですので、私は、自分の感情以外は、人だけでなく動物などでも、勝手に感情を推測しないようにしています。
雨が降り始めたらカエルが盛んに鳴くようになった、というのは事実ですからそれを俳句に詠むのは構いませんが(というより作句のチャンス!)、それを「喜んでいる」ととらえるのはどうかなと。急な雨で困っているのかもしれませんよ(笑)。

最初に申し上げたように、面白そうだと思っていただけてうれしいです。道場にお出しになったので色々コメントを差し上げていますが、またぜひチャレンジして投句してみてください!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「さえずるはあめのよろこびあおがえる」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。はじめまして。よろしくお願いします。

初心者さんながら季重なりを使うというチャレンジですね。
チャレンジ精神は大切です。
句の出来の方は、言葉はある程度使えているが、ひとつひとつを大切にしていない、という印象を受けました。

御句の場合
◆「さえずる」がすでに比喩として使われていますね。
 「さえずる」は季語でもありますが「小鳥が鳴き続ける」という意味で、転じて人間が細かくうるさくしゃべるときにも使われます。この言葉を蛙に使っている時点で、すでに擬人化と言えると思います。
 ですが、人間に使うときはあまり良い意味で使われないですし、蛙に使うことの意味はどうなのでしょう?私には直感的にはあまり良い意味には受け取れませんでした。その後で「あめのよろこび」と出て来なければ、あまり良くない(うるさい)意味で受け取っていると思います。
◆「あめのよろこび」・・・「よろこぶ」のは犬猫など一部の動物は明確に表面に出しますし、蛙にもあるかもしれない感情なので、これを擬人化と呼ぶのも違うかな?と思います。
 ただ「蛙がよろこんでいる」と作句者が思っても、それを受け手へ上手く伝えられるかどうか。説得力は必要だと思います。

◆「季重なりにも補強し合う関係等、良い例もある」
 補強し合うとかの理屈を狙って使うのは上級者コースですが、季重なりでも良い句というのはあると思います。
◆季重なりについて「うまく行っているかわからない」うちは使いこなせないと思いますので、季語ひとつひとつを大切に使うことの練習からお勧めします。
 チャレンジをこちらに投句してもらう分には、都度都度こちらの意見を言うわけですが。

点数: 3

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添削対象の句『さえずるはあめのよろこびあおがえる』 作者: 緋夢灯
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