「春夕べそぞろそぞろと縁日へ」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
この中七「そぞろそぞろ」は?
「気もそぞろ」「そぞろ歩き」どちらの「そぞろ」でしょうか?
なんとなく雰囲気だけでオノマトペ的に使われているように感じます。
気持ちの「そぞろ」の場合、縁日が楽しみでそわそわするような句意にもとれるわけですが、どちらかというと「落ち着かない」という意味が強いですし、二度重ねる「そぞろそぞろ」の意図がよくわからなくなります。
「そぞろ歩き」の場合、「縁日へ」という下五がおかしくなります。「縁日へ行く」という目的がある「そぞろ歩き」は日本語として不思議です。
「縁日を」なら「縁日をそぞろ歩き」となり、理解可能です。
もし雰囲気だけで使ったのならば、他の語に置き換えた方がいいですね・・・
上ふたつの意味の場合でも、句全体の推敲が必要な感じがします。
雰囲気よりも「縁日」の魅力が伝わるのが大事なのでは。
点数: 1
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いくつになっても、縁日は楽しいものです