「次男なり還暦告げに墓参り」の批評
回答者 おせっかい
評価:凡人
発想:季語は秋「墓参り」、あるいは「墓参」。
「次男なり」の一言で、コメントに書かれたような事情が、読み手に伝わる訳もない。
作句の動機が、コメントに書かれたような事情、「実家の墓守を長男に任せきりなことが次男として申し訳ない、ありがたい」という気持ちが主なのか、
それとも「自分が還暦を迎えたことを亡き両親の墓に参じ、告げたことの感慨」が主なのか、その両方を、たったの十七文字で全て言い尽くせるはずもない。
技術:当然、句意をどちらかに絞るしかない。
自分の句意がはっきりと伝わるように書くこと、これが俳句の大原則である。
あとのことは全て、読み手の想像力に委ねるだけ、それが俳句である。
修正:句意が前者なら「守り役の兄と実家の墓参り」とか
句意が後者なら「還暦を告げに父母への墓参り」とか
点数: 3
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墓守りは兄に任せきりです。還暦となり心境も変化して、挨拶を兼ねて墓参りしました。母の回忌供養も13回を終え、来年は17回となりますが、きりがありませんので、兄の意向に任せ兄妹は従う予定です。