俳句添削道場(投句と批評)

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春風や小魚遊ぶ甕ひとつ

作者 佐渡  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

散歩の途中にある家の玄関先の甕の中に目高が元気よく泳いでいた。
春風の季語が良いのか?「甕の中」方が良いのか?

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「春風や小魚遊ぶ甕ひとつ」の批評

回答者 げばげば

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。卓鐘さんからも出てますが、ここ数日で一番佳句です。ずっと気になると言っていた、因果関係がないこと。光景が出ていることですね。やはり基本型は強いなあと思いますね!
ひとつの音数合わせはみなさんおっしゃる通りですね。春風で広いところから、魚とアップされて、甕ひとつ、とまた引きの映像になるのも惜しいです。それが卓鐘さんのいう覗きこむ形、ですね!
ここまで話が及ぶのは良い句だからですね!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「春風や小魚遊ぶ甕ひとつ」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

おっ。ここ数日の中で一番良いかと思います。

惜しい点が二つ。
「遊ぶ」折角の描写がこれは主観・擬人化になっています。主観・擬人化が必ずしも悪い訳ではないですが、この場合は単に泳ぐで良いでしょう。
「ひとつ」というのが音数合わせ感があるのと、わざわざ一つということで光景がぐっと広くなってしまいます。(全体を見ないと一つとはならないので)ここは、甕の魚を覗き込むような印象を残したいところ。

春風やめだかの泳ぐ甕の水

めだかは夏の季語ですが、春にもいるし、甕の中だし、春風って言っているし、小魚って曖昧だしで、許容できるかなと思いました。

イマイチ提案句の着地がうまく行ってない気はしますが、直接的にはめだかが泳いだことで水が動きますが、それも含めて春風の仕業かなと思わせられるような雰囲気が出るかなと思いました。

点数: 1

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「春風や小魚遊ぶ甕ひとつ」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

卓鐘様から先に出ていますが「ひとつ」にあまり意味がなく、音数合わせ感があります。これをなんとかしたいです。

季語「春風」との取り合わせの相手は「甕」ではなく「魚」の方がいいかな・・・という感じで提案の句を遺します。

・春風や甕に小魚遊びゐて

点数: 1

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