俳句添削道場(投句と批評)

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花手水片手に含む春の色

作者 Gin  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

川越で見た花手水(はなちょうず)を題材にしました。柄杓から零れた水と浮かんだ花びらが掌に流れ、春の鮮やかさを実感したことを書きました。ご指導をお願いします!

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「花手水片手に含む春の色」の批評

回答者 なお

ginさん、こんにちは。
御句拝読しました。花手水は話には聞くのですが。実際には遭遇したことがありません。コロナ禍で難しくなったとは、思いますが、一度見てみたいと思っています。

さて御句。いいと思うのですが、片手に「含む」がちょっとどうなのかなぁと。花手水をとか春の色を手に「含む」かなぁと。

そこで私の提案句ですが、

・花手水汲みて片手に春の色
・花手水掬い片手に春の色

動詞を変えてみました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「花手水片手に含む春の色」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

この句はこの句で悪くないです。

季語「春の色」は春の景色のことで、中七下五「片手に含む春の色」という措辞は、景色を片手に含んでしまうという雄大さを出しています。とても面白い言葉です。
が、上五「花手水」をあわせてしまって、残念ながらその雄大さがコンパクトな手水鉢に収まってしまいました。
上五「花手水」と、下五季語「春の色」も、映像的に華やかなもの同士で喧嘩していますしね・・・

個人的には中七下五「片手に含む春の色」を生かせる別の上五を持ってきて一句作り、「花手水」はまた別の句、分けて詠んでほしいなあ・・・と思いました。

点数: 1

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添削対象の句『花手水片手に含む春の色』 作者: Gin
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