俳句添削道場(投句と批評)

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路往かば雀のさえずり見ず聞こ得

作者 鰐渕颯  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

俳句を作ろうとした時、国語の古典的な言い回しをしてみたいと思ったので作ってみました!😁ところで前回の俳句ですが私自身すごいスモッグのある環境にいるわけではございませんが、国道の歩道を歩いていると車のガソリンを燃やす匂いがかなり感じられるのでそれをなんとか詠もうとしましたが少し言い方を間違えてしまったかもしれません😥 ですが今回はまあまあ出来たとは思いますので添削宜しくお願いします!!  

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「路往かば雀のさえずり見ず聞こ得」の批評

回答者 なおじい

鰐渕颯さん、こんにちは。
御句拝読しました。

先にイサクさんが詳細なコメントをなさっていますので、例によって被るかもしれませんが私なりにお伝えしますね。

俳句は動作よりも状態を詠むものだと教わりました。ですので、俳句には基本的に動詞が馴染まないようです。とは言え、動詞が入る俳句はいくらでもあります、というか、動詞なしではなかなか作句は難しい。
ですので、まるでダメということはなく、あまり複数詰まっていると窮屈でバタバタしてしまうということです。

御句の場合、「路を往く」、「さえずり=さえずる」、「見ず=見えない」「聞こえる」と賑やかで、主語も作者だったり鳥だったり、肯定だったり否定だったりで、忙しいです。
上五の「路往かば」はなんだか軍隊の行進のようですし、「さえずり」は聞こえるものですので(聞こえなければ気づかない)、「聞こえる」と言わなくていいと思います。

・降るごとく雀さえずる並木道
・楽しみに歩く雀の囀りを

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「路往かば雀のさえずり見ず聞こ得」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

最後の「得」は変換ミスですか?

季語「囀り」は季語としていろいろ意味を持っているのですが、基本的には鳥の鳴き声を強く表す季語なので、最後が「聞こえる」という意味だったら、不要です。
 「得」の意味がわからないのでなんとも言えませんが・・・
◆文脈上で「雀のさえずりを見ない」みたいになっていますが、「さえずり」は声ですので、当然見えません。
 これは「雀の姿を見ない」ということでしょうか?
◆全体では「道をゆけば雀のさえずりが聞こえた」と、そういう日記的な句ですね。
 日記的な句はそれはそれでいいのですが、他人が見せられた時に、どこで感動すればいいかなあ・・・と悩むところです。
 鰐渕様は「雀のさえずり」に感動したのでしょうか?ならば「見ず聞こ得」などと自分の説明をせずに、その「さえずり」や「さえずっている周りの風景」について描写した方がいいかもしれません。
◆上五の「路往かば」も「道路」と言っている風景が少々薄いですね。これも言い替えてもいいかもしれません。提案句ではそのままにします。

・道ゆかば雀さえずる木立かな

ちなみに、
前の句は季語「長閑」を使っておきながら、それを否定する内容だったのが最も問題だったように思います。
もしかしたら「長閑な街が春になってにぎやかになった(排気ガス)」と対比的に言いたかったのかもしれません。が、それはもう「にぎやかな街」の句であって「長閑な街」はどこかに行ってしまっているので、季語「長閑」を使うのは少しおかしいわけです。

点数: 1

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