「春光や踏み締め登る爺ケ岳」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
蛇足的補足です。
季語「春光」に「希望の光」的な意味をつけ足すのも作句者の裁量ですが、これは俳句の季語なので、「春光」という文字を出したらその場所には「冬を越えたあたたかな春の景色・光」が存在します。
つまり御句の場合、上五で「春光や」と出した途端に、御句の爺ケ岳には「春の景色・光」が溢れ、その中を登山していくイメージになります。
なのでしゅうこう様の意図を組むなら、その「春光」は登頂の結果なので
「春光の頂上至る爺ケ岳」みたいな感じですかね。
また、残雪がしゅうこう様のイメージでは暗いのであれば、そこを探していくのも有季俳句のポイントでして・・・しゅうこう様のイメージにしっくりくる季語を探していくわけです。
「早春」「浅春」とか、「春寒」「冴返る」とか、「雪間」「雪解」とか、冬の季語の「待春」「冬の果」とか、他にもいろいろありますよ。
長くなりました。
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
春の気候とは裏腹の残雪期の険しい登山の様子を詠みました。
一言頂けますと幸いです。