俳句添削道場(投句と批評)

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寒凪や空をも飲まんと子らの声

作者 水間遼哉  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

寒凪のように風もなく晴れた冬の昼に、子どもたちの声が響き渡るというシーンを想像して詠みました。
俳句の知識は浅いので是非みなさんに添削していただきたいです。

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「寒凪や空をも飲まんと子らの声」の批評

回答者 なおじい

水間遼哉さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。リアクション遅くなってすみません。私も先のお三方と同じく、初めての方にはできるだけ早くコメント差し上げるように心がけているのですが、御句、見落としていました。

さて御句、風のない冬の(もう春になりましたが)一日の子どもの景色をお詠みですね。爽やかな明るい句ですね。

もう、先のお三方が適切なアドバイスをなさっているので今さら申し上げることはないのですが、それではつまらないので、私からも一言だけ。
「空をも飲まんと子らの声」は、何か、空に向かって(上を向いて)、その晴れた気持ちのいい空に子どもたちが大きな声で叫ぶシーンがあったのではないですか?

その姿がまるで空を飲み込もうとするくらいの勢いだった、ということではと思いました。今どき、そんな元気のいい子どもは少ないですからね!

風のない、よく晴れた空と響きあういい光景だと思いました!

句の評価:
★★★★★

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「寒凪や空をも飲まんと子らの声」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。よろしくおねがいします。
なんとなく、初心者さんのやってしまいがちなダメが多い句になっています。

季語ひとつはできていますね。
◆五八五になっていることにはお気づきでしょうか?一音、多いです。
 「空をも飲まんと」の「も」は、他に何を飲まんとしているのでしょうか・・・
 「も」に大した意味がなければ、「空を飲まんと」でちょうど七音になります。
◆「子ら」が何のために声を出しているのか、が全く想像できません。
 句のどこにもヒントがありません。
 「寒凪」なので、冬の海の近くにいることはわかるのですが。
◆と思ったら「寒凪のように風もなく晴れた冬の昼に」と、本来の「寒凪」ではない場所にいるのですね。さすがにこれは季語「寒凪」としてはおかしな使い方です。
 季語を変えましょうか・・・

コメントの句意にしようと思ったら

・大空を飲まんと子らの声冴ゆる (季語 冬:声冴ゆ)

これぐらいでしょうか?でもやはり、何のための声なのかわかりません(笑)

点数: 1

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「寒凪や空をも飲まんと子らの声」の批評

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
「凪」とは波の無い海原を表す言葉ですので、寒凪の景からいきなり空へと視点が飛ぶのは、まとまりがありません。
と思ってコメントを見たら…この句における寒凪は、空を表す比喩として用いられているのですね。

季語を比喩として扱うと、季語の持つ季節感がないがしろになってしまいます。コメントを見る限り、水間さんが詠みたいのは冬の空とそこに広がる子供たちの声、ですね?
であれば寒凪などと言っている場合ではありません。「風もなく晴れた冬」の光景にしっくり来る季語を歳時記から探して、色々と当てはめてみるとよいでしょう。
「冬晴れ」「冬麗」良さそうな季語は色々とありますよ。

その後で「飲まんと」という措辞は適切か?などと推敲すると良いですが、それは次の段階で。
まずは季語をしっかり立たせる所から意識してみて下さい。

点数: 0

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「寒凪や空をも飲まんと子らの声」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

御句。秋沙美さんと同じく、海の凪から空へ飛ぶ光景を読みました。
季語が比喩となるのは△です。
コメントなら、冬晴で、しっかり景は伝わります。
冬晴や◯◯◯◯子らの声
で、中七に、ピタッとくる光景を具体的にするといいですね。
とりあえず、場所の景を足してみました。他にも色々ありますが、実景で推敲するのが一番かも。

冬晴や川原を跳ぬる子らの声

いかがでしょうか!またニ句目楽しみにしていますー😆

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