「ぶらんこを押す母の笑み陽に映える」の批評
回答者 なお
芦川次郎さん、こんにちは。
御句拝読しました。
いい句ですねー。読ませていただく私も心が暖かくなりますよ。
さて、そんないい句なのですが、私もイサクさんと同じように、最後の「陽に映える」でちょっとブレーキがかかりました。ここまでいい感じで来たのに…。という感じ。
俳句では、「AがBする」という構文は説明とか報告とかになりがちのようです。これは、「BなA」とするといいようですよ。
御句で言えば、「母の笑みが陽に映える」というより、「陽に映える母の笑み」とするほうがいいようです。
そこで提案句ですが、
・陽に映ゆるぶらんこを押す母の笑み
これをまず一つ置きます。
なお私は、季語「ぶらんこ」を外して他の春の季語にしたらどうなるか試してみました。
・春ひなた子の背中押す母の笑み
悪くないかもしれませんが、公園のぶらんこが浮かびませんね。どこかに行くのを嫌がっている子の背中を押しているみたい。
やはりぶらんこは戻します。語順を変えて、
・ぶらんこを押す母の笑み昼下がり
こちらを提案句として置かせてください。長くなってすみませんでした。
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公園のベンチで日向ぼっこをしていると、微笑ましい母子の姿がありました。
心まで暖かくなりました。