「氷上に我が口笛の滑りけり」の批評
回答者 なお
寺門正人さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。いい感じですね。私の住む地域ではなかなか川や池が凍りません。寒い中を口笛が響くさまが伝わってきますね。
しかし一般的には、「口笛が滑る」とは言いませんので、私も初読では、面白い表現だなと思う心の隅で、ギャグがつまらなかった時の「うわ、すべった!」も思い浮かびました(笑)。
提案ですが、句意を変えてしまうことをご容赦いただければ、こんなのもありだと思います。
・氷上を我が口笛も滑りけり
寺門さんが口笛を吹きながらスケートをしたのです!
「それはいくらなんでも」ということでしたら、
・氷上を我が口笛の滑りゆく
はいかがでしょうか。先の懸念の「うわ、すべった!」感は少なくなると思います。
いずれにしても、上五の助詞は、げばさんの「を」に賛成です。
点数: 1
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凍った川岸で口笛を吹いたら予想以上に響いたので、滑るという表現を用いてみましたが、果たして良いのか悪いのか判断が付かず添削を希望した次第です。