「三日間ケーキで祝う淑気かな」の批評
回答者 なお
オルカさん、こんにちは。
御句拝読しました。ちょっと微妙な違和感を持ってしまいました。
この句の微妙な違和感は、まず、三日間ひたすらケーキを食べ続けたようなイメージがあること。本当はそういうことではなく、「我が家の三が日はおせちとともにケーキも出るのですよ」という意味だと思います。ただ、三が日としてしまうと季語が重なってしまうから、三日間としたのではと思いました。
次に、「ケーキで祝う淑気かな」となっていますので、「淑気を祝う」ように読めることです。ご存知のように、淑気は天地に満ちている喜ばしくもおめでたい気分であって、誕生日のようにケーキで祝うものではありません。
そこで私は次のような提案句を考えました。
・誕生日祝ふケーキや淑気満つ
・淑気満つ誕生祝ひのケーキにも
「三日間」は、この際ごめんなさいです。
点数: 1
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先日の父のお誕生日とお正月についての句を少し変えてみました(๑˃̵ᴗ˂̵)
「淑気」という言葉(しかも季語でしたぁ!)を初めて知り、その字の持つ美しさや清々しさが新年とお誕生日のお祝いにぴったりだと感じました。
再度の投句で恐縮ですが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。