「もう師走時よ戻れとこの二年」の批評
回答者 なお
肥川成可さん、こんにちは。御句の感想と提案句を、置かせていただきます。
御句、悪くないです。お気持ちわかります!本当に「コロナ憎し」ですね。コロナが流行り出した2019年の暮れは、母が亡くなり介護から解放され、同時に、仕事も責任あるラインから外してもらって少し楽になったので、元気なうちに色々なところに出かけて色々な人に会い、美味しいものを食べて色々見たり聞いたりしようと思っていた矢先のことでした。
お若い方々はまだいいですが、私のように残り少なになった者としては、足腰の丈夫なうちに行動しておかないと。それを足止めされたので焦りがありましたよ。
余談が長くなり失礼しました。御句ですが、語順のせいで今一つわかりにくくなっていませんか?
それと、大多数の人は、あ、コロナのことだな、とわかるとは思いますが、何年後かに読まれた場合でもわかるようにしておきましょう。
・もう師走時よ戻れよコロナ前
・もう師走コロナの前に時戻れ
上五の「もう師走」は、季語でもあるので変えませんでしたが、厳密に言えば、年の瀬を迎えることとコロナ憎しと思う気持ちとは別のもののように思います。ですので、ことさらに「年末」「年の暮れ」を意味する季語でなくても十分いけると思いますよ。
点数: 1
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巣籠、解雇、営業停止、様々なコロナ禍の2年。一体何をしていたのか?そんな風に強く思い詠いました。