俳句添削道場(投句と批評)

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井戸端や白菜割く音はるかかな

作者 よした 山月  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

よろしくお願いいたします。

井戸端で白菜割く音はるかかな
「や」とするのと「で」とするのと
どちらがイメージが伝わるのかわからずにおります。
そもそも上げた句ですと
何かルールに抵触しているような気もなんとなくしてはおります。

場面は昔、井戸端に集まりまさに井戸端会議しながら
祖母や母、近所の方々に混じり、白菜を漬ける下拵えをしたものでした。

幼すぎて話の内容はよくわかってはいませんでしたが
包丁を入れるサクッとした音や手で割くときの感触、
また、大人に混じり手伝えてること、誉められることが嬉しく、善き思い出となっております。

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「井戸端や白菜割く音はるかかな」の批評

回答者 なお

よした 山月さん、こんにちは。精力的なご投句、見習うべきと勉強になります。

御句、すでにお二方から的確なコメントが出ており、私は全く申し上げることがありません。ですので早速、提案句を置かせていただきます。

・白菜漬女子衆集ふ井戸の端

中七は「おなごしつどう」と読みます。「おなごし」は、私は「女性の方々」というつもりで使っていますが、辞書により「女中さん」という意味もあるようです。時節柄、誤解を招きたくはないので、もう一句置かせていただきます。

・白菜漬支度集まる井戸の端

いずれにせよ、皆さんのおっしゃるように、過去の素敵な思い出や経験を懐かしがっていても、読み手はなかなか一緒に時代を遡ってはくれません。ですので、今のこととして読んだ方が情景が浮かびやすいです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「井戸端や白菜割く音はるかかな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
がんがん詠んでいますねー、いいですね(^▽^)/

いくつか気になるところです。
・「や」「かな」切れ字、切れは一句にするのが基本ベースです。「や」「かな」の両方はなるべく共存しないようにしたいですね。
・上五「井戸端で」この「で」が助詞の中では一番散文的というか、俳句・韻文には適しにくい助詞です。「井戸端に」とする方がよいかもしれません。

井戸端に白菜割く音はるかかな
中七の「音」は「ね」と読んで七音ということですね。

・下五「はるか」というのが何のことをさしているのかで悩みました。遠くから聞こえるということのように読めますが、自分が割いているんですもんね。となるとはるか昔ということかもしれません。昔の出来事でも、今目の前にあるように詠む方をおすすめします。はるかをやめてみて語順をいじってみました。いかがでしょうか(^▽^)/

白菜を割く音わたる朝の井戸

点数: 3

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「井戸端や白菜割く音はるかかな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

下五「はるかかな」が突然出てきて驚きます。
どこか遠くで白菜を割いているのでしょうか・・・?そのわりには上五で「井戸端や」と言い切っていますね。
という句です。

コメントを読んでこの「はるか」は「昔の思い出」という意味なのだろうと推測します。
普通の日本語に置き換えて考えていただきたいのですが、「自分の昔のこと」を「はるか」という三文字では言い表しませんよね?
「はるか」だけを言った場合ば空間的な距離を表すことがほとんど(「富士ははるか」「はるか向こう」など)で、年月を言う場合は「はるか昔」「はるかな年月」「はるか未来」などと言うと思います。
こういう点を注意しないと、自分だけしかわからない意味不明の俳句になったりもします。

一句の中で時間が行ったり来たりするのは難しいです(小説でも難しいです。ましてや俳句は十七音しかないです)。ので、げばげば様からもありますが、昔のことを語るときは、昔を強調する必要がなければ、現在のことのように詠んだ方がよいです。

・井戸端に割く白菜や母の声
・白菜を割いて井戸端会議かな

点数: 3

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添削対象の句『井戸端や白菜割く音はるかかな』 作者: よした 山月
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