「井戸端や白菜割く音はるかかな」の批評
回答者 なお
よした 山月さん、こんにちは。精力的なご投句、見習うべきと勉強になります。
御句、すでにお二方から的確なコメントが出ており、私は全く申し上げることがありません。ですので早速、提案句を置かせていただきます。
・白菜漬女子衆集ふ井戸の端
中七は「おなごしつどう」と読みます。「おなごし」は、私は「女性の方々」というつもりで使っていますが、辞書により「女中さん」という意味もあるようです。時節柄、誤解を招きたくはないので、もう一句置かせていただきます。
・白菜漬支度集まる井戸の端
いずれにせよ、皆さんのおっしゃるように、過去の素敵な思い出や経験を懐かしがっていても、読み手はなかなか一緒に時代を遡ってはくれません。ですので、今のこととして読んだ方が情景が浮かびやすいです。
点数: 1
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井戸端で白菜割く音はるかかな
「や」とするのと「で」とするのと
どちらがイメージが伝わるのかわからずにおります。
そもそも上げた句ですと
何かルールに抵触しているような気もなんとなくしてはおります。
場面は昔、井戸端に集まりまさに井戸端会議しながら
祖母や母、近所の方々に混じり、白菜を漬ける下拵えをしたものでした。
幼すぎて話の内容はよくわかってはいませんでしたが
包丁を入れるサクッとした音や手で割くときの感触、
また、大人に混じり手伝えてること、誉められることが嬉しく、善き思い出となっております。