俳句添削道場(投句と批評)

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祖父の訃や袖濡らしたる秋時雨

作者 山田茜  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

はじめて俳句を詠みます。先日祖父の訃報を受けました。気持ちの整理をつけようと散歩ところに、にわか雨が降ってきた際の句です。よろしくお願いします。

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「祖父の訃や袖濡らしたる秋時雨」の批評

回答者 イサク

こんばんは。はじめまして。

まずは作句してみようとしたきっかけについては、お悔やみ申し上げます。

それとは切り離します。
初めて俳句を作ってこの状態であれば、かなり素晴らしいと思いますよ。
「五七五を守っている」「季語ひとつだけ」「意味が解る」、この「意味が解る」というのがなかなか難しく・・・何と言っても十七音しかないので。

他の方がすでに書いておりますが、
「祖父の訃(報)」に季語「秋時雨」で、作句者が涙を流していることは伝わるので、「袖濡らしたる」という慣用句は省略できますね。
俳句に限らず日本語というのは「解り切っていることを書く」と詩が薄れていくもので・・・でも、書かなければわからないことは書かないと伝わらないので、ややこしいのですが。
そのパターンの提案句は他の方にまかせます。

あるいは季語を「泣く」を連想しないものに変えてしまって、「袖濡らす」を残すことも可能です。そちらを参考に置いておきます。

・桐一葉祖父の訃報に濡らす袖

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「祖父の訃や袖濡らしたる秋時雨」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

はじめまして。
げばげばと申します。

おじいさま、大変でしたね。
初めて詠まれるということで、訃報と秋時雨で、気持ちが出ています。秋時雨の季語で十分悲しみも出ていますので、中七の涙目の措辞は季語に預けて大丈夫かと思います。別のところに七音割くなら、どういたしますか?
たとえば、
明け方の祖父の訃報や秋時雨

点数: 1

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「祖父の訃や袖濡らしたる秋時雨」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

山田茜さん、こんにちは。初めまして。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、茜さんが初めて俳句を詠むきっかけになったのがおじい様の訃報とは残念ですね。私もおじいちゃんですので、孫が俳句を始めたら、ぜひ見たかった。でもあの世で幸せに思って周りに自慢するでしょう。「どうだ、私の孫は!?なかなか才能があるだろう?」とかね。

御句について、先にコメントを置いているげばげばさんが実に的確な論評をなさっていると思います。私も同感ですが、何も言わないのは悔しいので(笑)、少しだけ言わせてくださいね。

原句では、「袖を濡らす」という奥ゆかしい雅な措辞をお使いで、これは素晴らしいと思うのですが、訃報や秋時雨と重なってしまっています。ですのでげばさんのおっしゃるように、悲しみの表明は秋時雨に任せてしまうのがいいのですね。
その代わりにげばさんが置いている「明け方の」。私はこれはすごいと思いますよ。私はついこの間まで母が危篤でいつそういう連絡が来るかわからなかった。そういう電話は大抵明け方に来るのですよ。ですから早朝に電話が鳴ると緊張したものでした。

そんな措辞には及びませんが、私は私なりの提案句を置かせていただきます。

・ひつそりと祖父の訃報や秋時雨

点数: 0

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