俳句添削道場(投句と批評)

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家族団欒皿に最後の梨残る

作者 ヒュアー  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

梨を食べながら楽しく喋っている家族。お皿に最後の一つが残り、「どうする?誰食べる?」と思いながらも遠慮して誰も食べないという光景を読みました。

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「家族団欒皿に最後の梨残る」の批評

回答者 なお

正木巽さん、こんにちは。初めまして。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、よくある光景ですよね。共感します。多いときは6人いた我が家も今では老夫婦二人だけですよ。最後に一つ残ったら譲り合いますが大抵私がいただきます。たまに子どもたちが家族で来ると大変ですけど。
まあ、それはそれとして御句。
上五の字余りについてと、「最後の」と「残る」の重複感は他の方々がおっしゃっています。

ですので私は、詠みかえ句をいくつか置かせていただくだけにします。

・梨一片残り家族の素顔かな
・梨一片残り団欒消え失せり
・梨一片残り末の子優先権

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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団欒の皿に遠慮の梨一片

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
あるあるな光景ですね。

字余りが気になります。字余りが許容できる句もあるにはあるのですが、簡単に字余り解消出来そうな字余り句を読むと、単に推敲が面倒臭かったのかなと感じます。
「最後の梨」ですから、「残っている」と書くのは説明し過ぎです。残っているから最後な訳ですので。

大皿料理で最後に残った一つを「遠慮の塊」って呼んだりするんですが、これは地方的な物なんでしょうかね。

点数: 1

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「家族団欒皿に最後の梨残る」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

家族同士だったら食べたいものを遠慮しあわない我が家ですので、「最後の梨残る」は遠慮しあいではなく、これから奪い合うことを意味します。

秋沙美様の補足?で「団欒」と書けば「一家・家族」以外に日常使われない言葉なので、変に捻らなければ家族と読み取ってもらえます。

・団欒の卓袱台梨はあと一片

点数: 0

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