「命無き一本松が薫る夏」の批評
回答者 ハオニー
震災当日、福島から仙台へ帰る途中だったハオニーです
あのとき電車が1本後だったら、おそらく私は帰れていませんでした
これはきちんとした意志をもって詠まれた一句だとすぐに確信しました
明確な意志が読み取れるような句は、好意的な評価を受けやすいものです
「命なき一本松」で、一本松にそもそも命なんて明確に定義できるものはあるのかと疑問は持ちましたが、震災のことを詠んだのだろうと考えたら「命なき」は納得できました
手を入れられる可能性があるとしたら「薫る」です
しかし、ここに手を入れると語順を大きく変えたり、ほかの言葉を変えたりする必要があるのです
勘のいい方にはきちんと伝わりますし、この作品は原句のままで完成しています
ここから私が詰めようとすると、逆に迷子になると確信しています
点数: 5
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
岩手県陸前高田の奇跡の一本松が初夏に向かって
命を宿したかのように思えます。