「風光る匙大盛りの龍角散」の批評
回答者 ゆきえ
田上大輔様 おはようございます。
お世話になります。
御句
取り合わせですね。
イサク様のコメント勉強になりました。
提案の中で植物の季語なかったので
・苧環や匙大盛りの龍角散
どうでしょうか?
よろしくお願いいたします。
点数: 1
添削のお礼として、ゆきえさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 田上大輔 投稿日
回答者 ゆきえ
田上大輔様 おはようございます。
お世話になります。
御句
取り合わせですね。
イサク様のコメント勉強になりました。
提案の中で植物の季語なかったので
・苧環や匙大盛りの龍角散
どうでしょうか?
よろしくお願いいたします。
点数: 1
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回答者 イサク
こんばんは。
「季語」+「季語と関係ないことば」の取り合わせを考えるときは、「季語と関係ないことば」から先に決めて、あとで季語を合わせるのが初心者さんにはお勧めです。(というか、方法論としては鉄則レベルでお考え下さってもいいです)
「匙大盛りの龍角散」まずこちらありきで考えます。
これに対して、どんな気持ちですか?
楽しいですか?悲しいですか?
楽しいなら明るく楽しく感じる季語、悲しいなら暗く寂しく感じる季語。
で、明るい気持ちとして
「匙大盛りの龍角散」に合う明るい季語を探すわけですね。
で、「風光る」はたしかに明るい季語なのですが、
龍角散が風でとんでっちゃいませんか?
季語を選ぶときのコツのひとつとして、季語と季語以外の部分が、同時にその場で見える、感じられる、存在できるかどうか、というのがあります。
でないと俳句の光景が成立せず、ちぐはぐな句になってしまうので。
「匙大盛りの龍角散」は家の中の光景だと思います。
なので「屋内でも成立する季語」が望ましいですね。
(○○の雨、とか、○○の月、とか、屋外でも窓から見える聞こえるものはセーフ、などの判断はあります)
例としていくつかあげてみます。
・春雨や匙大盛りの龍角散
・啓蟄や匙大盛りの龍角散
・恋猫や匙大盛りの龍角散
・燕来て匙大盛りの龍角散
・進級や匙大盛りの龍角散
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
季語に引っ張られるくせを、とにかく直したいと思っています。
春もそろそろ終わりですが、「風光る」という季語をつかって
その季語と独立した措辞を考えてみました。
ご指導よろしくお願いいたします。