「末つ子も足を止めるや実むらさき」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
個人的には「末っ子も」の「も」には、「上の兄弟」ではなく、もっと広い意味の「末の子以外の人」という意味しか感じませんでした。
「うちの末っ子みたいな小さい子ですら足を止める」という強調の「も」という感じです。
「末っ子」と出している時点で、「作句者の上の子はどうなのかな?」という想像ができると思いますので、「も」はなくてもいいかな・・・という方へ票を入れます。逆にそこまで作為がしっかりあれば「末っ子」は外せません。
私の最近の流行りでは、淡白な提案句になります。
・末の子の足を止めたる実むらさき
・末の子の足止めをるや実むらさき
「足を止める」という表現も少し使い古されている気もしますね。
コメントから言葉を借りて、
・末の子の吸い寄せられて実むらさき
点数: 1
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家の近くに無造作に生えている紫式部。今年もたわわに実っています。上の子たちのお気に入りの実ですが、末っ子もやっぱり素通りはせず、当然のように吸い寄せられていきました。みんな同じ道を通るのね、と思って作った句です。
「も」を使ってみました。