俳句添削道場(投句と批評)

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末つ子も足を止めるや実むらさき

作者 はや  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

家の近くに無造作に生えている紫式部。今年もたわわに実っています。上の子たちのお気に入りの実ですが、末っ子もやっぱり素通りはせず、当然のように吸い寄せられていきました。みんな同じ道を通るのね、と思って作った句です。
「も」を使ってみました。

最新の添削

「末つ子も足を止めるや実むらさき」の批評

回答者 イサク

こんばんは。

個人的には「末っ子も」の「も」には、「上の兄弟」ではなく、もっと広い意味の「末の子以外の人」という意味しか感じませんでした。
「うちの末っ子みたいな小さい子ですら足を止める」という強調の「も」という感じです。
「末っ子」と出している時点で、「作句者の上の子はどうなのかな?」という想像ができると思いますので、「も」はなくてもいいかな・・・という方へ票を入れます。逆にそこまで作為がしっかりあれば「末っ子」は外せません。

私の最近の流行りでは、淡白な提案句になります。

・末の子の足を止めたる実むらさき
・末の子の足止めをるや実むらさき

「足を止める」という表現も少し使い古されている気もしますね。
コメントから言葉を借りて、

・末の子の吸い寄せられて実むらさき

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「末つ子も足を止めるや実むらさき」の批評

回答者 かぬまっこ

句の評価:
★★★★★

こんにちは(*^^*)
はじめまして、かぬまっこと申します。
助詞「も」を使うのは勇気のいるかぬまっこです。
この句の「も」には上の子たちの姿が隠れているのですね。

切れを入れずにこんなのはどうでしょうか❔

末っ子も足を止めたる実紫

点数: 1

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快晴や子の覗き込む実むらさき

回答者 大江深夜

句の評価:
★★★★★

どうもこんにちは。
思わず子供の目を引くくらい実紫が鮮やかな色彩を放っていたのでしょう。
かぬまっこさんから助詞の「も」の使い方の指摘がありましたがそれよりも私が気になったのは「末っ子」です。作者としては「末っ子」に拘りがあるのでしょうが「末っ子」である理由が不足している気がしました。そこを強化すると季語の「実むらさき」が生きてくるような気がします。

点数: 1

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「末つ子も足を止めるや実むらさき」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。はや様、いつもお世話になってます。
拙句「カリスマの」にご評価ご添削有難うございました。「ばあちゃんシェフ、面白いですね!
こちらのイベントは、一流レストランのオーナーシェフが、地元出身ということで参加してくれました。予約が取れない店のシェフが作る芋煮汁の振る舞いとのことで、長い行列が出来ました。

御句、きれいないい感じのする句ですね。実むらさきは、なんとなく想像はついたのですが、ネットで確認しました。本当にきれいな紫。素晴らしい。一番小さいお子さんもその良さがわかるとは、将来が、楽しみですね。

提案句ですが、
まず、末っ子、これを末の子とさせていただきました。
「も」、いいですね、ここは「も」を使うべきところです。
次に、かぬまっこさんもおっしゃっていますが、ここは切れを入れないほうがいいように思いました。足を止めたそのままの視線を実紫に持っていきたいと思いました。

・末の子も足止め見をる実紫

「見をる」は「見をり」と最後まで迷いました。しかしそれ以前に、足を止めたということは、見るためだから、動詞を二つにしてまで見ると入れることはないかも。そうなると、

・末の子も足を止めをり実紫

これでいきます。

点数: 1

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「末つ子も足を止めるや実むらさき」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています

紫式部の実を私はまだ見たことないんですよねー。見てみたい(*'▽')
御句、初読の印象は、「末っ子」かあ、ですね。末っ子は何歳になんっても末っ子だし、はやさんの子というがわかってるので、小さい子ということはわかるのですが、そうじゃないと、わかりにくいかも。すいません、年齢性別仮定です。
三歳の次女もまもれる実紫
幼子も足をとめたる実紫

大江さんの覗き込む、いいですねー(^▽^)/

点数: 1

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ふと足止めし末っ子や実むらさき

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

拙句・・いつもコメントありがとうございます。
御句・・私もみなさんのようにこの句の場合「や」の切れ字にひっかかりました。文法的な誤りではないので感覚的なものなのですが、理由を考えて見ました(あくまで私の考えです)一つは、中七をやで切る例句は非常に少ないところから見ると、現代の人間にはなじみにくい。第二に、やで切ると重みが増すので、この句の物語に合わない。第三に、やの前が強調されるので名詞が来ることが多い。この句の場合、動詞が強調される感じがする。掲句は、よくない句ですが、やで切ればという句です。もが消えましたが。

この末っ子さんは、花や実に興味を持ちそうもないお子様なのでしょうね。それが、
わりと地味な実紫に眼を止めたので、母親としてはハッとしたと思いますので、俳句的感動と言えるともいます。「も」は欠かせないと思います。可愛らしい詩人。

点数: 1

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「末つ子も足を止めるや実むらさき」の批評

回答者 かぬまっこ

句の評価:
★★★★★

またまた、失礼します。
先ほど、切らない句を提案しましたが、切った方がいいのか切らない方がいいのかは分かりません。「や」で切っても素敵だと思います。m(__)m

点数: 1

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