俳句添削道場(投句と批評)

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秋風に吹かれて滲む泪かな

作者 うい  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

初めて作りました大学生です。俳句全く分かりません。よろしくお願いします。

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「秋風に吹かれて滲む泪かな」の批評

回答者 なおじい

ういさん、こんにちは。初めまして。御句の感想を置かせていただきます。

大学生さんが初めてお作りとのこと、悪くないと思いますよ。
私の頃に比べたら、今の大学生さんは、エンタメ系は、想像もつかないほど楽しみの範囲が広がっていると思います。その中で、なぜ俳句をやろうと思ったのか知りたいですねー。
あと、お友だちとかご家族に、「俳句を始めたんだ」と言ったら、どういう反応だったか、またはどう反応するだろうかが知りたいです。
これは興味本位ではなく、これから、ういさんにアドバイスするために大事なことなのです。

俳句は、とても入り易いですが、恐ろしく奥が深いです。難しいと思えば倒れるほど難しいですが、易しいと思えばとりあえずは易しいですね。
それは一定のルールを押さえれば、あとは感性によるところが大きいからです。
俳句は古臭くもなければ、年寄りのものでもない。私は年をとってから初めましたが、若い人は若いなりの、年寄りは年寄りなりの楽しみ方ができます。
何より、四季のある日本に生まれたことを感謝するようになり、身の回りの一つひとつのことが輝いてみえて、人と話すのが楽しくなり、言葉もたくさん覚えました。
一方で、ヒマな時間がまるでなくなり(笑)、テレビを見なくなりました。プレバト以外は(笑)。

ういさんに何か言って差し上げようと思ったことは、それ以上のかたちでげばげばさんが語ってくれています。
ですので、こんな話をして長くなりました。この辺で失礼します。
次の句はもっと具体的にアドバイスさせていただきますね(笑)。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「秋風に吹かれて滲む泪かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。

御句は季語がひとつ、五七五を守っている、意味がわかる、文法が破綻していない、ということで立派な俳句です。

応用編としては
・「風に吹かれる」というのは当たり前なので、「吹かれる」を省略して、意味がとおるようにしてみる。
 ⇒例:秋風に滲む涙の虹かかる
・「滲む泪」という表現がありきたりなので、別のアプローチを考えてみる。
 ⇒例:秋風に涙隠して帰りけり
などなど・・・

ひとつの句はひとつの句としていろいろ試してみることも大事ですし、一句では試せることも限られるので、別の句をいっぱい作ってみることも大事です。
いちばん大事なのは【楽しむこと】ですね。がんばってください。

点数: 1

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「秋風に吹かれて滲む泪かな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

大学生ですか、俳句おもしろいですよ、ぜひぜひいっぱい詠んでみてください。

御句、初読2通りに読めました。
「秋の風が急につよくびゅーと吹いて目がいたくて涙が出てきた」
「秋の風が吹くとなんだかもの悲しくて、センチメンタルな気持ちになって、あのころの自分やうまくいかなったあれなどを思い出して涙が滲んできちゃう」
この2つでした。後者でしょうか?
はじめてなのに、句自体で大きな間違いもなく、詠めていると思います。すごい。

一方で、「泪」「滲む」など俳句でよくありがちなワードを使って、綺麗な句を詠もうとして、秋の風が吹いているということと、泪ということ以外に光景が浮かんでこないという俳句になってしまっています。
俳句はどれだけ17音で、光景を読んだ人に浮かべてもらえるか、届けられるかということになります。

プレバトで有名になったフルポンの村上さんが言ってました。
「漫画スラムダンクで言うと、
一生懸命がんばった、とか涙を流したとか、シュート練習したとか、そういうことを書かなくても、一枚のぼろぼろの主人公のバスケットシューズのアップだけがコマに映し出されただけで、練習も仲間も笑いも涙もすべて勝手に想像できるじゃないですか?だから、悔しいとか涙とかうれしいとか言わずに、読み手にしっかりそのバスケットシューズをうまく頭に再現できるように詠めばいいんです、あとは読み手が想像でいろいろ広げてくれるのです」と言ってたんです。

なるほど、私も俳句をはじめたころは直接的に感情語を書いたり、またはきれいなと思う言葉を使いたくなったりしてたんですが、それよりも、光景を頭に思い浮かべられるように詠むということの方が大事だなと思うようになりました。

秋風や屠られに行く牛の尻 夏目漱石
  今から屠畜場へいく牛の尻アップと秋の風
ラヂオつと消され秋風残りけり 星野立子
  ラヂオの音がなくなり際立つ秋の風

秋風がとても印象深くクローズアップされていて、悲しいとか涙とかがなくても、自然と読み手はものがなしい何かを感じることができる、こういうのが目指すところかもしれないですね。

いろいろ書きましたが、まずは、17音でどんな光景を読む人に思い浮かべてほしいかを重視するといいかもしれません。ヒントはこのサイトの他の人の句やその添削コメントにも隠れています。ぜひ読んだり、感想を置いたりしてもいてくださいねー(^▽^)/  

点数: 1

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