「緋や黄の季廻れども色変えぬ松」の批評
回答者 なお
こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。
前句にコメントしようと思いましたが、詠み直しが投句されたのでこちらでコメントさせていただきます。
7月に白南風さんが「色変えぬ松履歴書にネバーギブアップ」というチャレンジ句を投稿なさいました。
この句にコメントするにあたり季語を調べて、初めて「色変えぬ松」というのが秋の季語と知りました。
その際に、この季語は、「周りが季節に応じて赤や黄色に色づいていく中で、松だけは変わらず緑を保っている」というのが表向きの意味で、その裏に、「周囲に流されない確固たる信念」とか、「周りに溶け込めない孤独」とか、色々な深い意味があると知りました。
そこからしますと、げばさんが前の句でもおっしゃっていたように、季語そのものに「緋色や黄色の季節が巡り巡っても、色を変えない」という意味を含みますので上五中七は重複してしまいます。上五中七の意味は季語に任せて、その分は、他の取り合わせをお考えになるといいのではと思いました。
提案句をお出ししたいのですが、私はこういう「二物取り合わせ」が苦手で申し訳ありません。
・色変へぬ松や携帯持たぬ奴
こんなのしか思い浮かびません、多分違うと思います。
点数: 1
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前回投句した『緋や黄の季深まれど色変えぬ松』を詠みなおしてみました。