「洗濯の長袖増えて秋の空」の批評
回答者 なお
こんにちは。ダック様、いつもお世話になってます。
御句、初読で私はとても共感できました。いい句だなと思って。確かに最近涼しいですよね。たとえよく晴れた日でも、夏の暑さと比べると清涼感が漂います。
他の方のコメントを拝読すると、しかし、「俳句としては説明的だ」ということのようですねー。
ダックさんには大変申し訳ないですが、私は御句で、「説明的」というのがどういうことなのかと、「季語の力」について、学ばせていただきました。
「洗濯の長袖増えて秋の空」
これは、半袖ばかりだったころと比べていますよね。「増えて」とおっしゃっていますからね。
これを、今一瞬の情景の描写に変えてみます。例えば、
「物干しに並ぶ長袖秋の空」
これでは、以前の私では、洗濯物の中の長袖の構成比およびその変化について言及していないのでダメだと思っていました。
しかし、季語があるから、そこに「暑かったころとは違ってきているんだよ」という意味を付け加えてくれているんですね。それが俳句の面白さなんだということが、今あらためてわかりました。
ダックさんに、また、コメントを、寄せてくださった方々にお礼申し上げます。有難うございました。
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ベランダに布団干す朝秋の空 と浮かんだのですが、布団干すが冬の季語で変えて見ました。