俳句添削道場(投句と批評)

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いつからか駅前の寿司屋も花野

作者 三月幸暁  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

駅近くのお店が廃業し取り壊され、秋の草花が跡地にそよぐのを見て、町全体が寂れていくのを感じるなあという句です。
実体験ではこの寿司屋は看板のみでとっくに廃業していた(らしい)のが、春か夏に取り壊されていました。駅前というほど近くでもなかったかも。

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「いつからか駅前の寿司屋も花野」の批評

回答者 なお

三月様、再登場です。
お詫びしなくてはいけません。
おそれいりますが、拙句「一坪のキバナコスモス花野なり」をご覧くださいますか?

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「いつからか駅前の寿司屋も花野」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

たしかに、寂れていく感がありますよねー、商店街もシャッター街になって、昔ながらの飲食店ってなかなかなくなってしまいましたね。
御句、「寿司屋」というところが結構絶妙ですね。気づくと更地になってたりしますもんね。下五が少しせわしない気がしたので、

駅前の寿司屋跡地の花野かな

こう置いてみました。ちょっと中七が説明ぽいかなー。いかがでしょう(*'▽')

点数: 1

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駅前の寿司屋もいつからか花野

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

どうしても「花野」というと高原の広い花野にしか頭がいかないので、こういう発想は新鮮で面白いです。

「いつからか」から入るのが散文っぽい気がするので、語順を変えたいと思いました。
寿司屋「も」の「も」は他にも廃業した店があるという意味をもって使ったと信じて、そのまま使います。

点数: 1

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「いつからか駅前の寿司屋も花野」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。三月幸暁様、いつもお世話になってます。
御句、情景はすぐに鮮明に浮かびました。
以前私はこの道場に「あきらめよ生家跡地に夏の草」という駄句を投稿したことがあります。それまで何十年もそこにあった建物が、ほんの数日で跡形もなくなって更地に。そしてそこにもう草が生えている。ここに感慨がなくてどこに感慨が生まれるでしょう?
さて御句。わかりますと申し上げたものの、どうしても受け入れられない点が一つ。申し訳ないですが、飲食店が無くなった跡地にお花が咲いているくらいでは、花野と言えないのではないでしょうか?
文字通り、「花の野原」ということで、見渡す限り花、花、花…。それが花野ではないでしょうか?

そこで提案句です。
・気がつけば寿司屋更地に草の花
・いつの間に更地の寿司屋草の花
草の花は秋の季語で、花野ほど見事ではないけれど、案外しぶとい強さを見せてくれる季語のようですよ。「どっこい生きてるぞ!」という商店街にピッタリでは?

点数: 1

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添削対象の句『いつからか駅前の寿司屋も花野』 作者: 三月幸暁
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