俳句添削道場(投句と批評)

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初秋刀魚一尾ちびちびつつきをり

作者 イサク  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

高級魚。

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「初秋刀魚一尾ちびちびつつきをり」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

いつもお世話になっております。
秋刀魚難しいですね〜。
「吾」入れてみたりもしたんですが結局誰かと誰かのほのぼの会話という印象は覆らずでもう投げてしまいました。
やはり前提に無理があるのか構成をかなり見直さなきゃですね。

こちらは「ちびちびつつき」の音が気持ち良いですね。
でも食べ方としては良くない…ちびちびたべたら美味しくないでしょう。
高級魚ってほどかしら?とそこはあまり共感できなかったのでどなたかのコメントにあったように日本酒のアテにしてるのかな?とイメージしました。
 
初秋刀魚三口で食へり頭から
私はこんな感じです。丸ごと食べた方が食べ応えありますよ。
俳句からすっかり離れてしまいました。
秋刀魚って美味しい焼き魚のイメージ強すぎて俳句にするの難し過ぎませんか?

点数: 1

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「初秋刀魚一尾ちびちびつつきをり」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

イサクさん、「天目」句の批評ありがとうございます。

中七で切る形を考えると、終止形にして

 天目の見込みに旅す天の川

でしょうかね。もともとは「見込み」で考えていたのを連体形「旅する」とするために、少々苦し紛れに「内」としたものなので。

御句について。「一尾ちびちび」の音の連なりが面白いと思います。他の方の批評にある、行儀の善し悪しについてはわかりません(さんまは、そんなにお行儀の良い食べ物という気がしないので。どんな食べ方でも宜しかろうと思います)。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

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ちびちびと秋刀魚一尾をつつきをり

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

「いちびちびちび」の語感が楽しい句ですね。
しかし語呂の良さを中七に詰め込んでいるため、悪い意味で上五下五から浮いている印象を受けました。
「ちび」の韻を中七から分散させた方が良いのでは、という提案句です。

点数: 1

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「初秋刀魚一尾ちびちびつつきをり」の批評

回答者 小西晴菜

句の評価:
★★★★★

イサク様。いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。なかなか返信できず申し訳ありません。
御句を拝読して、曾祖父を思い出しました。私が生まれた時にはもう亡くなっていたのですが、子どもの頃、法事などで親戚があつまると、大人たちはいつも同じ思い出話をしていました。曾祖父は手先の器用な職人で寡黙、楽しみはひとり酒。好物の旬の焼き魚が一尾あれば、何時間もちびちび飲み、酔いが回って寝た後に皿を見たら、魚類骨格標本のようにきれいな残骸が残っていたとか。
そして、矛先が我々子どもに向かい、「じいちゃんの血を引いてるくせに食べ方が汚い」と説教が始まり・・・。
当時のおじさんおばさん連中も、みな鬼籍に入り、法事も親戚付き合いも簡素化して、曾祖父のことなどずっと忘れていました。でも、イサク様の「一尾ちびちび」で何十年も前のかすかな記憶がよみがえり、写真さえ見たことのない曾祖父が、何だか近しく思えてきました。
これも俳句の醍醐味ですね。

点数: 1

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「初秋刀魚一尾ちびちびつつきをり」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

イサク様、再登場失礼します。
拙句「夢の中のサンマ」ご評価ご添削有難うございました。

じつは、サンマの魅力、美味しさを表現するにはどうしたらいいだろう?ということを考えて考えて、「そうだ、海外にいた頃に夢にまで見たことを詠もう!」とひらめき、ブワ〜と作って投句。その直後、「げっ、夢の中の季語はNGだったか!?」と思ったものの後の祭り。仕方ない、あとは皆さんのご評価を待とう、と覚悟をしていました。
おっしゃる通りです。アドバイス有難うございます。

点数: 0

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「初秋刀魚一尾ちびちびつつきをり」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも的確なコメントありがとうございます。

秋刀魚の句コメントありがとうございます。
安易に走って秋刀魚への類想まっしぐらのような句になりました。そもそも余生って言葉も類想なのかも、そして、叔母のことを余生と呼ぶのも変な話ですしね。
もう少し叔母の一場面に寄って行って、類想から抜け出る工夫が必要でしたね。指摘されて気づく、ベタの沼でした(*'▽')

この指摘がいつもありがたいです。お三方の提案句もとても気に入っています(^▽^)/いつも本当にありがとうございます。

点数: 0

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「初秋刀魚一尾ちびちびつつきをり」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

再登場失礼します!

ベースの句コメントありがとうございます。
指摘が少なくなってきたってとてもうれしいことですが、私が迷ったところをバシッと指摘していただけるのでありがたいです。
中七の助詞は「へ」「を」「の」などいろいろ悩みつつ、イメージは、ベースソロのスポットライトみたいなイメージで、ライトがベース一点に当たっていたのが、ライトが絞れていくようなそんな景でした。ベース一点なら「に」かな。光差し込む系やから光絞れる系も「へ」か?もっと全体の空間を狙って広い系を「を」で狙うべきかと思いつつ、「に」でベース一点を狙ったんですが、ちょっと効果としては狭すぎましたか?いかがでしょう?
いつも痒いところに手が届く講評、他の方のも含めて勉強させていただいています(^▽^)/

点数: 0

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