名を言へる花の少なさ山の秋
回答者 なお
こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。
御句、きれいな句ですね。私も山歩きをしていた頃は、山へ行くたびにこのように思っていました。
その頃は俳句はやっていませんでした。それでもそのように考えていたということは、少しでも俳句をやろうと思う人は、誰でもこのように思う=詠むのではないかと。
先にげばさんが詳しく書き込んでおられますが、この私でも「名も知らぬ花がゆらゆら揺れる」という措辞は、かなり使われてきたので、何かもう一つ加えたほうがいいのではと思ったりします。
私なりの言い換えをしてみたのが提案句です。
卯筒さんは花の名前にお詳しくて、この時揺れていた花だけがたまたま名前を知らない花だったかもしれませんが、私は名前を知らない花がほとんどです。そこで、「名も知らぬ花が揺れている」を、「名前を知っている花はほとんどない」と言い換えました。
最初は、
名を言へる花の少なし山の秋
でしたが、咲き乱れる花々の中で、何も知らないでいる自分を情けなく思う気持ちを入れて、
名を言へる花の少なさ山の秋
としてみました。
今年は、花の写真を撮れば瞬時に名前を答えてくれるアプリを入れました。超便利。しかし、名前を覚えようという意欲は少し薄れてしまいました(笑)。
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自宅近くの山裾の道を散歩していると夏の間は見なかった名も知らぬ小さい山野草が涼しい風に揺れる様子を見ていると秋が来たのだなぁと思い詠んだ句です。