俳句添削道場(投句と批評)

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晩年のガリレオ見上ぐ天の川

作者 鬼胡桃  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

天の川と聞いてガリレオを思いつき、まず簡単な作文にしてみました。それは下記に記しました。
[ガリレオガリレイは物理学や数学でも名を馳せ、(近代科学の父)とも言われた天才です。
ですが、その中でも地動説と天の川の謎の解明が特に有名で、(天文学の父)とも後世では呼ばれるようになりました。
彼は更に晩年に望遠鏡を発明しました。
地動説に関する研究の中望遠鏡を使い、天の川が大量の星の集合体であることを解明しました。]
望遠鏡を発明する前までは、ガリレオは肉眼で直接天の川を見続けていたであろうと思われるシーンに発想を飛ばしました。
中七の終止形(見上ぐ)でカットを切り、下五に季語(天の川)をドンとぶつけました。
空にある天の川は(天)。天文学に精通していながら地動説を唱えたガリレオは地球にいるので(地)のように、天地と対極の立場を句にしてみました。

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「晩年のガリレオ見上ぐ天の川」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。カイ様、いつもお世話になってます。

拙句「初テント」ご評価ご添削有難うございました。

御句、私は、天の川がたくさんの星の集まりだと発見したのがガリレオだとは知りませんでした。カイさんのコメントはとても勉強になりました。

御句、しかし、そうなりますと私にはちょっと理解しにくいところが。
句に「晩年の」とありますので、私は、晩年に望遠鏡を発明したガリレオが(望遠鏡を通して)天の川を見上げている様子を詠んだのかと思いました。

しかし、ご自身のコメントを読むと、「望遠鏡を発明する前までは、ガリレオは肉眼で直接天の川を見続けていたであろうと思われるシーンに発想を飛ばしました」とあります。もしこの様子をお詠みになるなら、
 若き日のガリレオ見上ぐ天の川
とかのほうが適切ではないでしょうか?

それとは別に私はこう置かせていただきます。申し訳ありません。
 ガリレオの説はさておき天の川

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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「晩年のガリレオ見上ぐ天の川」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、どういう過程で作句されていったか分かり、意図も伝わり、とてもいいですねー。ガリレオも同じ天の川を見ていたんですもんねー、時の流れの悠久さと天の川がマッチしていますね。いい句ですー(*'▽')

上五の「晩年の」は見てわかることではないので、描写でなくガリレオの説明になっているかもですね。「老齢の」ならいけるかもですが。「皺深き」とか。
また、ガリレオの描写でない5音に回してもいいかもしれません。

ガリレオの見上げし空か天の川

とさせていただきました。

点数: 1

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「晩年のガリレオ見上ぐ天の川」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

おっ。カイさんも将棋やられるのですね。
おっしゃる通り、穴熊囲いの窮屈さ、下手で必死こいて暑くるしく戦う様子そんなものを表現したかったです。穴熊囲いだと王入らなくなるので、「王が穴熊になる」ということで穴熊囲いを表現したのですが、まぁ他にも色々いまいちです^^カイさんはじめ通じる人がたくさんいてよかった。

御句、全体的にガリレオを説明したい感を強く感じました。コメント見たら通りで、元ネタがガリレオについての作文。作文から面白いものを抜き出すという作句方法はいいのですが、それが自信の体験でない説明文からはなかなか詩情を見つけるのは難しく思います。つまり、やりたいことがそもそも俳句の文学形式にはとても難しいのです。(多くの人の共通認識を利用しないと、どうしても説明ぽくなる)
句としても目の前の天の川の感じじゃないので、臨場感としても鮮度が落ちています。こういうことができなくはないですが、まずは自分を主人公にした句作をお勧めします。(妄想でも良いので)
細かいところで行くと「晩年」が説明を強めている、天の川を「見上ぐ」が普通すぎる。なども気になりました。

しかし、ガリレオが天の川が星の集合であることを解明したという話は知らなかった。(もちろん地動説は知っているけど)そうだったんですね。今の我々からすると、じゃぁあれは何だよ!といいたくなるw

点数: 0

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「晩年のガリレオ見上ぐ天の川」の批評

回答者 いくたドロップ

句の評価:
★★★★★

こんにちは、ドロップです。

ガリレオ・ガリレイが天の川を見上げているという様子に飛ばす発想が面白いなぁと感じました。私はとても好きな俳句です!

やはり、「晩年」と「見上ぐ」という2つが少し気になりました。ですが私の脳では新たな案が浮かびません…。すいません。

点数: 0

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