俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

かなかなのかなかな微かソリチュード

作者 74  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

明日のプレバトお題が蜩とのことで、もう近隣では聞けなくなったし蝉のデュオの句で詠んだようなものだしどうしたものかと捻り出しました。子どもを保育園に送ったあとの通勤は束の間のひとりぼっちタイムで、あれこれ考えたり調べたり読んだりしています。

ソリチュード(solitude)…ソロ(Solo)の語源。孤独といえばロンリネスですが似て非なる意味だとか。この言葉を連想するような描写をできたらと考えてみたのですが、上手くいきませんでした。
かなかなのかなかな…蜩の鳴き声として沢山の方が「かなかなと(や)(の)かなかなかな」等描写されてますね。蜩はこう描写したくなる魅力を持ってるのだと思います。
全体的に、何を言いたいのか分からん仕上がりですね。下五は物の名前などが良かったかもしれません。時間帯も良いのでしょうか。
皆さんのご意見よろしくお願いします。

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 卓鐘

工夫が盛りだくさんなのです。工夫をいくつもいれると17音ではうるさく感じられる。

かなかなのかなかな、はあえてのリフレインですからこれはいいとしてこれで普通の着地を一句

ソリチュードと蜩の取り合わせで一句。そのくらいがちょうどいいです

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

・かなかなのなかなか鳴かぬ中野かな
ちょっと無理め。「中野」がおかしいです。

御句「微か」からの「ソリチュード」の着地が不自然ですね。ご自身でも混乱?しているようですけれども。本来は特に音楽用語でもないようですが、なぜか音楽用語感のある語ですね。
「ソリチュード」を生かすのか、中七の鳴き声「かなかな」を生かすのか、で作り方が変わりそうです。
・かなかなのかなかな微かなる風か
・かなかなのソリチュードたるかなかなよ

一物句でなければ、素直にご自身と取り合わせた方がいいと思います。

・かなかなや通勤黙考してひとり

点数: 2

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

74 さん、はじめまして。

・「かなかなのかなかな」は、要らないと思います。とくに面白いとも思われず(その鳴き声から「かなかな」と呼ばれるものが「かなかな」と鳴いている、って当たり前すぎるぐらい当たり前)、ソリチュードをどうにか残すに当たって、騒がしいと感じます。「蜩」という言葉だけで、鳴き声は読む人誰もが想起してくれるはずです。寧ろ、鳴き声しかイメージしてくれないくらい、と思います。
・空いた字数に、通勤している「私」の時間・空間を思わせる言葉を入れるのが良いと思います。

もしも「ソリチュード」を外して、音遊びに突き抜けるなら、擬音語を使わないイサクさんの「中野」句は良いと思います。私の思う「中野」(秋葉原に次ぐ趣味人の集積場)なら、蜩の声は喧噪にかきけされて聞こえないこともあるでしょう。もうそろそろ聞こえてきて良い時期なのに聞こえない、といった感じ。

提案句は措かずに、以下参考までに。74さんの通勤形態は知らないので(バス通勤かもしれず。地下鉄だと作りにくいか)。

 ひぐらしや駅のホームのソリチュード

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも深いコメントありがとうございます。

とても忙しい中、いつもコメントを置いてくださいってありがとうございます。一日一句のペースなのに、いつもお相手いただいて感謝しております。
かなかなのかなかな、とても面白い措辞ですね。「微か」も相まって。ここまでやるなら、
「かなかなのかすかなるかなかなかなた」
これはやりすぎて句意がぜんぜん違う、、、・
「かなかなの微かなるかなかな(の声は)彼方」みたいな感じで言葉遊びしちゃいました。

コメントの状況で詠むなら、「かなかなのかなかな微か」で12音いくのはもったいないような。ソリチュードもカナカナのソロ演奏なのか、74さんの一人時間なのか。

そこで、コメントそのままいただきつつ、

かなかなの声や束の間ソロタイム

みたいにしちゃいました。「声」もいらないっちゃいらないので、まだ3音使えそうですけどね。

かなかなや束の間ひとりぼっちタイム

ではあふれるので、、、。

74さん、面白い句ありがとうございます(*'▽')コメント欄含めて楽しめたって言ったもらえるのは、とても励みになります!

点数: 1

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
即再登場失礼します。

イサクさん、
「中野」は面白い((´∀`*))ヶラヶラ

そして、「かなかなのかなかな微かなる風か」これがリズムも、そして、かなかなの鳴き声も、一人のささやきボイスも、いろいろ出てとてもいいように思います(*'▽')

すいません、74さん、遊びにきてしまって(*'▽')こういうことには目がないので(^▽^)/74さんの言葉遊びリズムがよかったからですね!再登場失礼しました!

点数: 1

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

いつもお世話になります。
駅の迷いインコの張り紙が剥がされていたので、見つかったのなら良いなあと思っています。
それはさておきちょっと意味が取りづらい句になってしまいましたね。
言いたいことが沢山あるのをとりあえず詰め込んでしまったのが良くなかったかなと。

かなかなのかなかな、面白いですね。
ソリチュードとしたことで1匹だけが鳴いてる風情と、さらに音楽的な響きが加わり良い取り合わせだと思います!

蜩のソリチュード微かなる薄暮
「蝉のデュオ」の時のげばげば様のご提案「夕さり」のようにロマンチックな雰囲気にならないかなと思ったのですが、字余りになっちゃうしイマイチでした。
どうせなら「薄暮かな」にすればよかったかな…。

点数: 1

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

「か」の韻の羅列が調べのような感じがして、ソリチュードにうまく共鳴していると思います。おしゃれな下五です。蜩は湧き上がるように方々で鳴きますから、ソロを
強調してもいいですね。

点数: 1

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
再登場失礼します!!

早速摘心の句コメントありがとうございます。
そうなんです。課題は3つ。
1つ目は、目の前にあるのは、西瓜だけであり、上五中七はその説明じゃないの?ってこと。
2つ目は、上五中七はトマトでもなんでも、摘心をする実なら通用するやんということ。
3つ目は、上五中七からの現在で捉えると、時間の経過が長すぎるくせに、目の前には西瓜しかないということ。

そうなんです、投句しておいて、課題満載だなあと、ボツされゆく前の句でした。

摘心から淘汰されてくぐりぬけて今この西瓜がいるって感じを詠みたいと思っているのに、うまく方法がみつからない。そもそも、それを詠もうとしたら、「摘心を潜り抜けたから瑞々しい」という因果関係を詠むようで説明っぽくもなってしまいそうだし。といろいろ悩んだ挙句、ボツにせず投句してしまった流れです。そもそもこのテーマで詠むこと自体がボツなのかなあと思ったりしながら、解決方法はあるのかなと思ったりして・・・。

74さん、いろいろ一緒に悩んでくださってありがとうございます!
自分で解決したいと頭ひねくりながら、こうやって課題を自分で見つけながらも、みなさんの意見をも聞きたいと思ったりもしています、74さんの東北俳句のように、自分なりに反省課題を持って。<(_ _)>そもそもテーマがあかんって可能性もありですが、いかがなものでしょうか(*'▽')

点数: 1

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

お詫び
74さん、先程、はやさんの俳句添削コメントを送ったのですが、そのなかで、74さんが私の提案句も見てみたいと言ってくださった、というくだりがあるのですが、そんな決め手の場面で、ひと間違いをしてしまいました。知世さんと言ってしまいました。どちらも素晴らしいお方ですが、誠に申し訳ありませんでした。

この「かなかな」の句は好きですので、後ほどコメントさせていただきます。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

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「かなかなのかなかな微かソリチュード」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは、再々登場失礼します。

長谷さんのコメントを見ていて、イサクさんの中野って東京の中野のことだったんですね。中野っておもしろい、って言った置きながら、実は、喧噪の都会を表していたとは、まだまだ鑑賞力が甘い、ネタ句と思ってしまっているとは(*'▽')長谷さんのコメントで気づけました!

再々登場失礼しました<(_ _)>

点数: 1

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蜩の気づけば一人ソリチュード

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。74様、いつもお世話になってます。

あらためまして、先程は、はやさんの句で、ひと間違いをやらかしまして、誠に申し訳ありませんでした。

以前ある方が、よし造さんに「なおじいさん」と呼びかけて、あとからお詫びなさっていましたが、その時のよし造さんのコメントが秀逸でした。「いいですよ、どちらも爺さんですから」。笑えました。その通り(笑)!

さて御句。私は、「かなかなのかなかな…」という措辞が74さん独特と思いましたので、これをうまく残して…と考えていました。そしたらなんと、長谷さんが、「かなかなのかなかなは要らないですね」とバッサリ!「なんていうことをおっしゃる!ここがこの句のキーなんですよ!」と思い、私は断固これを残してやるぞ!と思い検討を始めました。
…しかしその結果、私も外させていただきましたm(__)m。申し訳ありません。
「かなかなのかなかな」は音としてはとても面白いのですが、私はソリチュードだけは必ず残したかったので、そうなると、「かなかな〜」で9音は使えませんでした。

提案句は上掲の通りです。上五を「蜩や」とすると三段切れになると思い、「蜩の」としました。

一時憤慨した長谷さんにもお詫びします。(今日はお詫びが多い…)

点数: 1

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