俳句添削道場(投句と批評)

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砂浜に南向く日傘の淑女かな

作者 山田優  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

砂浜に南を向いた女の人が立っている。その姿が、何か物思いに耽っているようにも見えてつくりました。
よろしくお願いします

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遥か沖見やる日傘の女性をり

回答者 なおじい

山田優さん、こんにちは。

御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、なかなかムードのある情景ですが、いくつか気になる点があります。
まず、中七、なぜこのように字余りに?中七は八音でも歓迎されませんが九音ですね?仮に「みなむく」と読んでも八音。
次に「淑女」。どうして淑女とおわかりになったのか?美人/美女とかはまだわかりますが、「淑女」は「紳士」以上に基準が厄介だと思います。私だけかもしれませんが、「女の人」を表す語って難しいですよね。山田さんは、それで悩んで「淑女」になさったのか?違ったらごめんなさい。

提案句は、物思いに耽る様子を「遥か沖を見やる」とし、そこまで言えば「砂浜」と思ってくれるだろうと、砂浜は取りました。最後は「かな」で締めようかと思ったのですが、しみじみ詠嘆より、客観的に現実としてそういう女性がいる。大丈夫だろうか…。という意味で「をり」としました。作句法として正しいかどうかはわかりません。すみません。

句の評価:
★★★★★

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「砂浜に南向く日傘の淑女かな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
盆休みが終わり、レスがいつもより遅めになったげばげばと申します。

御句、拝読しました。
砂浜と日傘の女性を一枚に切り取った、これは絵になりますねー。とてもいいですね。3句の中で、2句は5・7・5から漏れてしまいましたが、切り取った内容はとても詩情があるように思います。
イサクさんのおっしゃる通り、南向くを省いて、「砂浜の日傘の女性」「海辺の日傘の女性」とするだけで、あとは、残りの5・6音をどんな描写にするかで、いろいろやれそうですね。はじけてる感じかイサクさんのように立ち尽くすような感じかによっても女性のイメージは変わってきますし、真昼間の砂浜か夕方の砂浜か、描写によっていろいろ変わってきそうです。一度推考してみてはいかがでしょうか(*'▽')

点数: 1

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砂浜の日傘の女性立ち尽くす

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
他の方がコメント残さないので、こちらにも・・・
(うすうすお気づきかもしれませんが、「盆の夜」の句が最も俳句らしい形をしているので、コメントを残しやすいのではないかと)

こちらも「夜店の子」の句と同じで、中七が九音になっています。
こちらはいくつかおいておきます。
1.「南向く」・・・場所が「砂浜」なので、体の向きを気にするとすれば「海を向く」「海に背を向ける」などで、「南」という方角を気にするのは「理屈っぽい」のではないかと・・・思います。
2.「淑女」・・・淑女の基準は人によりまちまちで、ちょっと「説明っぽい」言葉のように感じます。「日傘」をさしている女性なのであまり多くを説明しなくてもよいのではないかと思います。
3.コメントによれば「何か物思いに耽っている」ということですので、そう見えるような描写の言葉を探してみましょう・・・

ということで上↑のような句を置いておきます。
これもまだまだいろいろ工夫はできるとおもいます。

点数: 0

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添削対象の句『砂浜に南向く日傘の淑女かな』 作者: 山田優
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