遥か沖見やる日傘の女性をり
回答者 なお
山田優さん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、なかなかムードのある情景ですが、いくつか気になる点があります。
まず、中七、なぜこのように字余りに?中七は八音でも歓迎されませんが九音ですね?仮に「みなむく」と読んでも八音。
次に「淑女」。どうして淑女とおわかりになったのか?美人/美女とかはまだわかりますが、「淑女」は「紳士」以上に基準が厄介だと思います。私だけかもしれませんが、「女の人」を表す語って難しいですよね。山田さんは、それで悩んで「淑女」になさったのか?違ったらごめんなさい。
提案句は、物思いに耽る様子を「遥か沖を見やる」とし、そこまで言えば「砂浜」と思ってくれるだろうと、砂浜は取りました。最後は「かな」で締めようかと思ったのですが、しみじみ詠嘆より、客観的に現実としてそういう女性がいる。大丈夫だろうか…。という意味で「をり」としました。作句法として正しいかどうかはわかりません。すみません。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
砂浜に南を向いた女の人が立っている。その姿が、何か物思いに耽っているようにも見えてつくりました。
よろしくお願いします