若坊主原付駆って宅施餓鬼
回答者 小西晴菜
タケモト様。はじめまして。御句、拝読いたしました。
季語については先輩諸氏のご指摘通りだと思います。
原付バイクを「原チャ」「跨る」、僧ではなく「坊」と表現されている点から、お会いになったのは、ご僧侶、ご住職様というより、修行中、駆け出し、跡継ぎといったイメージの若いお坊さんと推察します。多忙な盆時期なので、ご住職に代わって檀家回りとか。そこで「駆る」を使ってみました。見当違いならば、ご容赦ください。
蛇足ですが、「宅」「施」「餓鬼」の字を見ていたら、ウーバーイーツを思い出してしまいました。
点数: 1
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散歩に行ってたら、原チャにまたがり袈裟着た坊さんにすれ違ったので詠みました。すっかり盆間近です。
季語の選択が無難だったなぁというところに、推敲の余地を感じています。原チャにまたがった坊さんとすれ違った、という経験に引きずられ、結果、映像をもたない季語で無難にまとめてしまえ、と妥協しました。経験が先行する俳句というのは、季語の選択をどうすればよいか、というアドバイス含め良し悪しうかがえたらと思います。