俳句添削道場(投句と批評)

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宅施餓鬼原チャ跨がる坊盛夏

作者 タケモト  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

散歩に行ってたら、原チャにまたがり袈裟着た坊さんにすれ違ったので詠みました。すっかり盆間近です。
季語の選択が無難だったなぁというところに、推敲の余地を感じています。原チャにまたがった坊さんとすれ違った、という経験に引きずられ、結果、映像をもたない季語で無難にまとめてしまえ、と妥協しました。経験が先行する俳句というのは、季語の選択をどうすればよいか、というアドバイス含め良し悪しうかがえたらと思います。

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若坊主原付駆って宅施餓鬼

回答者 小西晴菜

タケモト様。はじめまして。御句、拝読いたしました。
季語については先輩諸氏のご指摘通りだと思います。
原付バイクを「原チャ」「跨る」、僧ではなく「坊」と表現されている点から、お会いになったのは、ご僧侶、ご住職様というより、修行中、駆け出し、跡継ぎといったイメージの若いお坊さんと推察します。多忙な盆時期なので、ご住職に代わって檀家回りとか。そこで「駆る」を使ってみました。見当違いならば、ご容赦ください。
蛇足ですが、「宅」「施」「餓鬼」の字を見ていたら、ウーバーイーツを思い出してしまいました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「宅施餓鬼原チャ跨がる坊盛夏」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

こちらの句に関して言えば「施餓鬼」がちょうど今頃の季語のはずなので「盛夏」は必要ないのではないでしょうか。
夏真っ盛りであることを強調したいのであれば「暑し」「汗」といった季語の方がいいように思います。
あとは「坊」、「僧」で良い気がします。
「原チャ」も「原付」の方が良い気がするのですが、敢えて軽さを出している?俗っぽい(と言っても既にかなり馴染み深い光景ですが)姿を皮肉る意図でしょうか。

原付の僧すれ違う施餓鬼かな
普通〜ですが、これくらいの感じで良いのではと提案させていただきます。
私も経験、というか季語以外の部分が先に決まってあとから考える、結果邪魔にならないような季語を適当に入れること多々ありなのでその辺りはもう何も言えません^_^;

点数: 1

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原付に跨る僧や宅施餓鬼

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

タケモトさん、こんにちは。

御句、情景は思い浮かびます。他の方の投句にもありましたが、自分の家は十五軒目だったとか。この時期はご住職も大変ですね。

御句、私の評価は知世さんのものとかぶりますが、お伝えします。
施餓鬼は初秋の季語ですので盛夏とバッティングしますね。俳句ですので体感的な盛夏より施餓鬼を大切にしましょう。
「原チャ」は、私はかろうじてわかりますが、一般的には難しいと思います。原付、またはバイクでいかがでしょう。
「坊」。これも流れから坊さんとわかりますが、男の子を表す場合もあり、「僧」のほうがいいと思います。
最後の「盛夏」。いかにも「取ってつけた感」がありますね。先ほども言いましたように、冒頭の施餓鬼を季語としましょう。

というわけで提案句は上掲のようになりましたが、実は、もう一つ考えて迷ったのは、知世さんの揚げた
「原付の僧すれ違う施餓鬼かな」
と同じでした。

もっとも、お坊さんの乗るのはいわゆるスクーターがほとんどですね!

点数: 1

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「宅施餓鬼原チャ跨がる坊盛夏」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句拝読しました。
みなさんがおっしゃるように、「施餓鬼」と「盛夏」を重ねる必要はなかったかもしれません。また、宅施餓鬼/坊/盛夏と三段で切れている感も否めません。これは、施餓鬼の時期の光景として読むのであればいいのですが、

原付の僧すれ違う施餓鬼かな

先の方々の提案句で言えてしまうと思います。ただ、そうなると施餓鬼に僧がバイクに乗っている光景は当然よくあるので、知世さんのおっしゃる通り普通、になってしまいます。

原付に跨る僧や藪枯

原付に跨る僧で十分お盆の空気感は出てくるので、あえて、この時期に咲いている植物と合わせてみました、一例です。泡立草とかの方が、よくある光景でしたが、字余りもあるので、やぶからしにしてみました。どちらもきれいな植物という感じではないですが。

お盆と書くにしても、

盆東風やすれ違う原付の僧

とか、ちょっと秋の季節の気配を出してみたり。

いかがでしょうか(*'▽')

点数: 1

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添削対象の句『宅施餓鬼原チャ跨がる坊盛夏』 作者: タケモト
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