「木の上に少年のいる夏休み」の批評
回答者 なお
こんにちは。よし造様、いつも勉強させていただいております。
御句、不思議な魅力を持った十七音ですね。
ただ、私であれば、まず、
木の上に少年のいた夏休み
としてしまうでしょう。
「昔、小さい頃、この木に登って遊んだな…」とか、もしかしたら、木の上に小屋とか作って秘密基地にしていたかもしれない。そんな思い出があるなあ。今は子どもがそんなことをする時代じゃないけれど、私が少年の頃は、確かにいたんだ…。
というような句。そのためには、今、木の上に少年がいられては困るのです。「少年のいた」のほうがいいと思ったのはそこです。
しかし、よし造さんが詠み、イサクさん、卓鐘さん、げばさんが評価しているとなると、やはり「少年のいる」でいいんだと。そして皆さんの評価によると「実際には少年はいないと思う」と。
なにい?と思いましたが、私の鑑賞力パワーをアップしてもう一度拝読させていただくと、なるほど。ようやくわかってきました。「少年のいた」の情感よりも「少年のいる」のほうが遥かに情感が深いですね!
作者のよし造さんにはもちろん、皆さんの鑑賞力に敬服です。今後ともご指導よろしくお願いします。
点数: 1
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