夕端居今宵は猫に先越され
回答者 なお
こんにちは。卯筒様、いつも勉強させていただいております。
御句、いい景をお詠みになりましたねー。夕端居。素敵な季語です。おそらく私の周りの100人に聞いて、意味のわかる人は一人もいないでしょう(笑)。でもそういう一般人はこの際どうでもいい。素敵な季語です。
御句、しかし、端居という季語の持つ力強さをもっと活用しませんか?なんのために端居するか?そう、涼を得るためで、暖を取るために端居する人はいません。猫も。夏は。
また、「猫寝転びて」も韻としては面白いですが、やはり端居の力で、猫であってものんびりした格好でいることが想像できます。ですから作者は、以上の点はごく簡単にして、季語に任せていいと思いますよ。なんて、季語に弱い私が生意気なこと言って申し訳ありません。たまには言いたい。お許しください。
提案句はそのような観点から、「お、先客だな、うらやましい」という気持ちを詠んでみました。
子どもの頃は生まれた家に縁側も廊下もありましたが、建て替えてどちらもなくなり、その家ももはやありません。縁側と価値をあらためて知る今日この頃です。
点数: 1
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夕方縁側で猫が手足を伸ばし寝転んで居るのを見て涼しそうなので一緒に寝転んで涼を得る様子を詠んだ句です。