友来たり酌み交わす酒夏の雲
回答者 なおじい
こんにちは。卯筒様、いつも勉強させていただいております。
御句、お友達と飲むお酒の味は格別ですよね。まして、今はコロナ禍で思うように会えませんから、久々であれば喜びもひとしおでしょう。
提案句について、まず、上五「悪友よ」ですが、「悪友」は卯筒さんはOKでも、やはり、字面も響きもネガティブな印象を持たれるリスクがあります。コロナ禍でも会う、俳句にまで詠むようなお友達ですからご親友でしょう。「悪」はやめましょう。さらにここは、「〜よ」と呼びかけることもないのではと。
この時期、あまり飲食店で長く飲めないからご自宅に来たのだと仮定して「友来たり」とさせていただきました。
そのあとですが、夏の雲とビール、これをどうバランスを取るかで迷いました。
イサク様がおっしゃるように、比喩に使えば夏雲は季語ではなくなる、夏雲のような酒ではビールとわからない、「泡」を入れないと雲とビールが繋がらない…。
色々考えまして、掲句はビールという言葉はやめて、読者につながりを想像していただくようにしました。
迷ったもう一句は、
友来たり夏雲のごと酌むビール
私は昨夜は、メンチカツでビールでした。
点数: 1
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コロナ堝で久々に会った悪友とビールを酌み交わした様子を詠んだ句です。
慌て者がビールを注ぐと泡だらけになりまるで入道雲のようにグラスからビールが溢れてしまいました。