ティンパニの如吾を打てり霹靂神
回答者 イサク
おはようございます。
いろいろとツッコミどころのある句です。
◆季語「霹靂神」以外の部分が比喩なのですが、先に書いたお二人の言うとおり「静寂」が「霹靂神」を比喩してしまっています。
「霹靂神」は「ティンパニ」の如く、ですよね?
◆打楽器ティンパニが静寂を破るのは当たり前・・・雷の音が静寂を破るのも当たり前・・・「静寂を破る」の常套句を持ってきて安心してしまったんでしょうか?
語順問題よりも、個人的には、手垢のついた表現なので避けたいです。
◆比喩俳句は、意外な比喩にするか、比喩以外の部分で句の受け手の興味を惹くか、とにかく詩を前面に出すか、もう一手どこかに作戦が欲しいですね。
すぐにはそこまで考えつかないので、提案句ではとりあえず自分を持ってきました。
中七の読みは「ごとあをうてり」で。
点数: 1
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雷が鳴ると、シバの女王ベルキス戦いの踊りの冒頭のティンパニの音が浮かびます。静寂をしじまと読み、「や」でなく「よ」で軽く詠嘆してみました。