俳句添削道場(投句と批評)

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夕焼けに急かされし日の遠くなり

作者 登盛満  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

若い頃は、早く帰って色々やらなくてはと。今はのんびりこうして見惚れていられる。

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

夕焼に急かされし日を忘れけり

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

「夕焼けに急かされる」の感覚はわかります。
この句自体は過去のことながら、大きくダメな点が特に見当たりません。

ただ、「昔は夕方になると忙しかった」のはわかりますが、コメントにある「今はのんびりこうして見惚れていられる」という「夕焼けを愛する」景は出ていないように感じます。

卓鐘様とは別のアプローチの提案句を・・・主となる要素は「忘れけり」で現在です。

点数: 2

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「夕焼けに急かされし日の遠くなり」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

西日のコメントありがとうございます!評価いただけて嬉しいです。

ちょっと文法知識ひけらかしますねw(昔から文法すきで^^)
「し」というのは過去の助動詞の「き」の連体形(体言(名詞)につながるように変化した形)です。なので、本句は、「夕焼けに急かされた日が遠くなりました。」という意味になるので完全に過去の話ですね。

私の提案句「夕焼けに急かされぬ日々」は、「ぬ」は否定の助動詞「ず」の連体形なので、「夕焼けに急かされない日々」で今の話です。

ただ、この「ぬ」は要注意で、〜してしまった、したという完了の助動詞「ぬ」の場合があります。否定の助動詞「ず」は、未然形につき「ぬ」は連用形につきます。
しかし、「急かされる」は、未然形も連用形も「急かされ」なので、「急かされぬ」だけでは、区別がつきません。ただし、ここは明らかに、日々にかかってくるので、「ず」の連用形であることがわかります。完了「ぬ」が日々にかかるためには「ぬる」となります。

点数: 1

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「夕焼けに急かされし日の遠くなり」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

コメントありがとうございます。そして、何度もコメント返ししてごめんなさい。
「そう言う日が今から遠くなった」これはあってますよ。そういう意味の句になってます。でも、過去に見た夕焼け(季語)になっているので、今見ている夕焼けを起点に過去を振り返るのがいいのでは?という提案でしたー。

点数: 1

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夕焼けに急かされし日も遠くあり

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

とかく批判の対象となる「も」ですが、もを使えば、現在の肯定感と懐古的な感慨とが出せるのでは?もっとも懐古するということは、言わなくとも現在の肯定感が言外に含まれているのですが。

点数: 1

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「夕焼けに急かされし日の遠くなり」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。登盛満様、いつもご評価ご添削有難うございます。

御句、なかなかいい感じと拝読しました。
私からは添削とかではなく、インスパイアされてできた関連句を置かせてください。

夕焼けにお迎えの声近くなり

小さな頃には夕焼けは一日の終わりで、お迎えの声も「ご飯だよ〜、そろそろ帰っておいで〜」とかいうものでした。この歳になりますと、一日でなく人生の終わりであり、お迎えの声も自然と違ってきています。それが近くなってきているのが、なんとも…。

点数: 0

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添削対象の句『夕焼けに急かされし日の遠くなり』 作者: 登盛満
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