夕焼けに急かされし日の遠くなり
作者 登盛満 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
夕焼けに急かされぬ日々美しき
夕焼に急かされし日を忘れけり
回答者 イサク
こんばんは。
「夕焼けに急かされる」の感覚はわかります。
この句自体は過去のことながら、大きくダメな点が特に見当たりません。
ただ、「昔は夕方になると忙しかった」のはわかりますが、コメントにある「今はのんびりこうして見惚れていられる」という「夕焼けを愛する」景は出ていないように感じます。
卓鐘様とは別のアプローチの提案句を・・・主となる要素は「忘れけり」で現在です。
点数: 2
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
「夕焼けに急かされし日の遠くなり」の批評
回答者 卓鐘
西日のコメントありがとうございます!評価いただけて嬉しいです。
ちょっと文法知識ひけらかしますねw(昔から文法すきで^^)
「し」というのは過去の助動詞の「き」の連体形(体言(名詞)につながるように変化した形)です。なので、本句は、「夕焼けに急かされた日が遠くなりました。」という意味になるので完全に過去の話ですね。
私の提案句「夕焼けに急かされぬ日々」は、「ぬ」は否定の助動詞「ず」の連体形なので、「夕焼けに急かされない日々」で今の話です。
ただ、この「ぬ」は要注意で、〜してしまった、したという完了の助動詞「ぬ」の場合があります。否定の助動詞「ず」は、未然形につき「ぬ」は連用形につきます。
しかし、「急かされる」は、未然形も連用形も「急かされ」なので、「急かされぬ」だけでは、区別がつきません。ただし、ここは明らかに、日々にかかってくるので、「ず」の連用形であることがわかります。完了「ぬ」が日々にかかるためには「ぬる」となります。
点数: 1
添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>
「夕焼けに急かされし日の遠くなり」の批評
回答者 卓鐘
コメントありがとうございます。そして、何度もコメント返ししてごめんなさい。
「そう言う日が今から遠くなった」これはあってますよ。そういう意味の句になってます。でも、過去に見た夕焼け(季語)になっているので、今見ている夕焼けを起点に過去を振り返るのがいいのでは?という提案でしたー。
点数: 1
添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>
夕焼けに急かされし日も遠くあり
回答者 よし造
とかく批判の対象となる「も」ですが、もを使えば、現在の肯定感と懐古的な感慨とが出せるのでは?もっとも懐古するということは、言わなくとも現在の肯定感が言外に含まれているのですが。
点数: 1
添削のお礼として、よし造さんの俳句の感想を書いてください >>
「夕焼けに急かされし日の遠くなり」の批評
回答者 なお
こんにちは。登盛満様、いつもご評価ご添削有難うございます。
御句、なかなかいい感じと拝読しました。
私からは添削とかではなく、インスパイアされてできた関連句を置かせてください。
夕焼けにお迎えの声近くなり
小さな頃には夕焼けは一日の終わりで、お迎えの声も「ご飯だよ〜、そろそろ帰っておいで〜」とかいうものでした。この歳になりますと、一日でなく人生の終わりであり、お迎えの声も自然と違ってきています。それが近くなってきているのが、なんとも…。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
その他の添削依頼
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
若い頃は、早く帰って色々やらなくてはと。今はのんびりこうして見惚れていられる。