「三色菫ロールシャッハテストと嘘」の批評
回答者 腹井壮
こんばんわ。とある川柳で同じような悔しさを味わった事のある腹胃壮です。もう少しでで5000円を取り逃がしました。いつも御世話になります。梅雨晴の句の添削と御意見は大変参考になりました。季語を黴あるいは黴雨に変更してやり直してみます。ところで
三色菫でロールシャッハテスト
作者と選者には申し訳ないのですがただの報告句というか俳句にもなっていないというのが感想。
北野きのこさんの句は二音増やした分見どころはありますが省略できる部分もありますし、「嘘」の使い方がもったいなかったですね。三色菫の「人工的な」色を表現したかったのですから。
ロールシャッハや三色菫の嘘
ではいかがでしょうか。自分の普段の応募先とハイポの大きな違いの一つにコメント欄の有無があります。このコメント欄の使い方も上位入選のポイントの可能性があります。
ところで私の冴返るの句は言われてみれば不穏な感じがするなと思いました。意外な読み方をされてしまうのも俳句の面白いところです。ちなみに「や」で切って指先に意識を集中させたのは意図したところです。包丁を研ぐ指の先 では読者の集中力を欠いてしまいそうな気がした事。指先に読者の集中が向かないと砥石と包丁の摩擦音が生まれないと思ったからです。
没になった句を他人の目で検証してくれる場があるのはありがたいですね。恩着せで申している訳ではないですよ(笑)
点数: 1
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皆さんこんにちは。
切れの議論が盛んですね。
とても勉強になります。
さて、掲句はこちらへ投稿して没となったものです。
http://haikutown.jp/post/results/
しかもただの没ではなく、他の作者様の類想句が入選している、私としては非常に悔しい句です。
(「人・並選の俳句」発表ページで「ロールシャッハテスト」でページ内検索してみて下さい)
ただ単純に「お花で心理テスト!」という光景ではなくて、三色菫の人工的な色彩、毒々しくも見える様子を描きたかったのですが…。
当時のメモを見返すと
・掲句から「嘘」を省いて助詞を色々加えた句
・上五を「遊蝶花」とした句
・上五を「胡蝶花と」として、三者を並列にした句
等の中から掲句に決めて投稿しているようです。
理由はよく思い出せません(笑)
コメントを頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。