地下鉄へ吸い込まるるごと落花かな
回答者 秋沙美 洋
楠木さん、こんにちは。
ちょっとこれはだいぶ厳しいですね。まず比喩が比喩だと分かりません。
「地下鉄の階段が龍の口のよう」という気付きは良いと思うのですが、俳句の題材としてはかなり難しいかと思います。
季語じゃないもの(階段)を比喩で立たせようとしているので、必然的に季語が添え物的な扱いになってしまうんですね。
桜の句ではなく、階段が主役の句になってしまっています。これでは桜が可哀想ですよ。
作者の言いたい事が分かる様に17音に込めようとするなら、季語を一切切り捨てる他ありません。
「地下鉄の階段龍の口のごと」
季語を諦めるか、龍の口を諦めるか…どうしましょうか。
点数: 1
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
地下鉄の階段入り口に桜の花びらが、吸い込まれていくところを見て、
さくらの花びらを食べる架空の動物を想像しました