「梅雨晴れのサドルあの日の寝小便」の批評
回答者 秋沙美 洋
ぽもこさん、こんにちは。
はじめての作句という事ですが、すごく良いセンスだと思いますよ。
慣れない人が詠むと「梅雨晴れの『濡れた』サドル」といった具合に、書かなくても分かる事まで書いてしまったり、
「梅雨晴れの濡れたサドルや寝小便」のように、書かなきゃいけない部分を削って意味不明になってしまう事が多々あるのですが、作者様はその辺りのバランス感覚が既に身に付いているように見えます。
上手いと思ったのが、上に書いた「濡れる」以外にも「またがる」「思い出す」といった動詞も上手に省略出来ているなあと。
句跨りも特に大きな違和感も無く使いこなせており、とても初めてとは思えませんね。
推敲の参考として、寝小便の五音を「おねしょ」と縮めると、どうニュアンスが変わるか?などは一考の余地あるかと思います。
二音の余裕があれば切れ字を用いて、「梅雨晴れのサドル」という季語に纏わる部分を強調したり
(梅雨晴れのサドルや遠き日のおねしょ)
あえて動詞を入れて分かりやすい景に寄せてみるなど、色々やりようはあるかと思います。
(梅雨晴れのサドルおねしょの日々のあり)
点数: 1
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
ほぼ人生初の俳句です。どうかお手柔らかに……
雨上がりに濡れたままの自転車のサドルに乗ったらズボンが濡れてしまい、なんだか子供の時のおねしょを思い出すなあ……という句になります。
俳句に関しての知識はプレバトぐらいです。これからの成長のため、どうか添削お願い致します。