「苺夥しゴールドラッシュのごと」の批評
回答者 秋沙美 洋
カイさん、こんにちは。
誤解しないで欲しいのですが、決してカイさんに意地悪してやろうとか、槍玉にあげてやろうといった意図はありません。
良い俳句を見て「僕もこんな俳句が詠めたらな」という思いが類想を生んでしまう、という事は往々にしてあるでしょう。
事実、僕も俳句ポストの上位句を詠んで参考にする事は多々あります。
佳句を参考にして詠む際は、佳句から何を取り入れてどこに自分のオリジナリティを出すかが非常に重要です。
「寒き喪の列ジーンズの人ひとり」
確かに良い句です。が、カイさんがしたように「寒き→暑き」「ジーンズ→作務衣」と変えただけでは、自分のオリジナルと主張するにはちと厳しいかと。
どこを省き、どこにオリジナリティを出していきましょうかね??
前置きが長くなりましたが、御句に触れます。
「夥しい」という言葉は良い物に使う語ではありません。夥しい数のゴキブリとか、夥しい数の死体とか。
夥しと書いてしまったせいで、イチゴがちっとも美味しそうに見えません。代わりにどんな言葉を当ててみましょうか。
点数: 1
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今回は、8音10音の破調の字余りに挑戦しました。
中学生の時期に、知り合いの果樹園を経営してる人から、いちご狩りに来ないかと電話があり、両親同伴ではありましたが彼女といちご狩りデートをしました。その果樹園では苺が異常なくらい実っていて、苺が夥しい位沢山獲れました。まるでゴールドラッシュの金が大量に手に入った状況みたいだと感じた実体験を句にしました。