蒼き羽咲かせツルニチニチソウよ
回答者 秋沙美 洋
負乗さん、こんにちは。
ツルニチニチソウ、初めて聞く名前でした。Googleで調べてみたら、あーコレねと。こんな名前が付いていたんですね。
御句、プロペラなら「廻る」と書かずとも…某なっちゃん先生だったら「回らないプロペラがあるなら持ってこい」と言いそうです。
そしてツルニチニチソウ…同じ音数の季語「ゴールデンウィーク」「龍天に登る」などと比べても、かなり難しい語だと思います。
ゴールデンウィークは語の中で「ゴールデン/ウィーク」龍天に登るだと「龍/天に/登る」と、奇数音目の所に区切れる場所があります。
対して「ツル/ニチ/ニチ/ソウ」は、ご覧の通り偶数音目の場所でしか切れません。
奇数音目で切れたら「ゴールデン/ウィークの○○○/△△△△△」のように、575のどこかで句跨りしても最低限のリズムが整います。
しかし偶数音目でしか切る場所がないとなると、上五中七のどこを跨らせても上四か上六になったり、中六か中八になったりします。
575は奇数音の集まりなため、どのように読んでも字余りか字足らずっぽくなり…揚句の場合は「上五中四下八」という破調で、かなり読みづらい仕上がりです…。
提案句ではリズムを整わせることだけを念頭においてみました。正直、あまり良い句だとは自分でも思えません…。
これ、季語になっても僕は詠まないだろうなあ笑
点数: 1
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「蔓日々草」は、この季節に最近よく見る花ですが、季語ではないようです。みんなで詠んで季語に昇格させましょう!!
プロペラのような五弁の紫色の花を咲かせます。