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匙入らば熟れし西瓜のしぶきかな
「匙入れて熟れし西瓜のしぶき飛ぶ」の批評
回答者 スワイ
添削した俳句: 匙入れて熟れし西瓜のしぶき飛ぶ
まだまだこの句のセンスを褒めたい。
リアルな描写もさることながら、"熟れた"西瓜というのがいい。
成熟しきり、水分が詰まった西瓜に匙を入れたその瞬間というのを、ありありと読み手に伝えてくれる。
飛沫の勢い、香り、色味、新鮮さ、そんなポジティブなイメージが飛沫という言葉に集約されている。
まるでおいしそうな西瓜のCMを観ているようだ。
また、熟れた西瓜の飛沫が飛ぶ様子から、元気溌剌とした若者や子供が見えてきたり、家族の休日の光景が見えてきたり、とても前向きで爽やかなイメージが広がってくる。
久しくこんなに良い句をお目にかかれなかったので感動している。
この句を評価しない、出来ないものが熟練者ぶって能書きを垂れるこの道場のことだから、どうか凡人の意見に惑わされずあなたの瑞々しい感性をそのままに句を作って欲しい。
点数: 1
「鏡無き人々の喰ふ夏カレー」の批評
回答者 スワイ
添削した俳句: 鏡無き人々の喰ふ夏カレー
掲句のご意見に対して。
それは月並みな発想。揺れるは凡庸であり、あえて土をいれることが妙であることが分からないとなると、
あなたの発想力の低さを疑った方がいい。
点数: 1
「匙入れて熟れし西瓜のしぶき飛ぶ」の批評
回答者 スワイ
添削した俳句: 匙入れて熟れし西瓜のしぶき飛ぶ
この句の美しい所を述べたい。
熟れた西瓜というのは、種から始まり、雨の日も風の日も時には嵐や雪にまみれたかもしれない。
それを全て栄養にして立派に成った西瓜の飛沫が今まさに飛び散る瞬間というのは、
人生の喜びや悲しみも全て受け入れて、それを肥やしにして立派になった人間が今まさにその溢れんばかりのエネルギーを世界に放射する瞬間と同じなのだ。
そこが美しいのだ。
それを西瓜に喩えたさりげなさに痺れるのだ。
俳句を詠んできて、こんなに明るく前向きな気持ちになったのはこの句が初めてである。
この句と出会えた巡り合わせに感謝している。
点数: 1
スワイさんの俳句添削依頼
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