俳句添削道場(投句と批評)

りんごのほっぺさんの添削最新の投稿順の2ページ目

枯れ葉踏む音さまざまに山の道

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 足先が奏づ枯葉のまといつく

「足先が奏ず」という表現は詩的でとても素敵なのですが、
枯れ葉を踏めば音がするのは自明で説明的だと思われるので削りました。
また、「まといつく」という言葉は、
「うっとおしい」ようなネガティブな響きをもちますから、
枯れ葉の音に感動する風流な気持ちを打ち消してしまうので、
そちらも削らせていただきました。

ご説明だと山道を歩いているとのことだったので、
情景を表現するため下五句に入れました。
「音さまざまに」は、複数で歩いている様子や
時には、まといつく枯れ葉に足を取られたりする様子も暗示したつもりです。

まったく別の句になってしまいましたが、
一つの意見としてお読みくださいませ。

点数: 2

小さく切りし梨をほおばる翁かな

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 八つ切りと決めて梨食う入歯かな

表現がとても面白いです。
しかし、入れ歯という言葉を使った句がどうしても思いつかず。
字余りですが「小さく(ちさく)切りし」と大きなものが食べられない様子を表現し、入れ歯の存在をほのめかすだけにしました。

小さく切らないと梨が食べられなくなった年を重ねた読み手自身の感慨が元句の肝かと思いますが、添削句では、梨をほおばるおじいさんの様子を見ている様子を表現するように句意をずらしてみました。もちろん大浦さんは女性ですが、あえて「翁」で。いかがでしょうか。

点数: 1

霧雨や親子でテント設営す

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 霧雨や運動会のテント張る

テントはイベントのときに使うものですので「運動会」は消しました。
霧雨が降ってきたので、親子で苦心しながらテントを組み立てる作業に没頭する様子をあえて「設営す」という固い言葉で表現してみたのですが、どうでしょうか。

点数: 1

秋の暮れおしゃべりの止まらぬ友

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 秋の暮れ知らずに今日もまわり道

私も「秋は暮れていて夜も早いのに、人生も暮れている老人が道に迷い人生にも迷っている」という意味かと思ってしまいました。
字余りですが、友だちのおしゃべりが止まらなくて辺りが暗くなっちゃった、という意味でこういう風に詠んでみました。いかがでしょうか。

点数: 1

「君をくすぐる風もどかしくふれる」の批評

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 君をくすぐる風もどかしくふれる

もうお付き合いをしている彼女さんを風が「触れて」、僕ももどかしい気持ちで彼女に「触れたくなる」という句なのかと思いました。
その意味でしたら、手直しなしでも色っぽくて良いのでは。

点数: 1

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