「手袋のままにティファール押す残夜」の批評
再訪です。
そうですね。多くの人はいろんな句を詠みながら、自分に合ったスタイルを探しているタイプです。成長が速いのは、すいようさん、はんばあぐさんなどだと思います。
桜井教人先生は、「20年近く俳句に触れているのに、まだまだ迷いがある」と嘆いていたことがありました。これはあくまでも謙遜かもしれませんが、「俳句は詩なのだ。詩の才というものは天から与えられるもので、努力によって得られるものではない」と、草間時彦先生が仰ったように、生まれつきの詩才の差が存在するため、無理矢理に人と比べて句を作る必要はないでしょう。組長の「楽しくないと俳句じゃないぜ」というモットーは、本当にたくさんの俳句迷子に影響を与えています。
確かに、近江さんはいつき組員として一度も名乗ったことがないようですね。でも近江さんは短歌も俳句も党の一員で、この団体といえば、特に印象的な方は少ないですが、凛さんを筆頭にみんなすごい努力家だと思います。
古田秀さんとはおよそ二年前から、お互いにフォローし合っていますが、なぜか彼の句風についてはまだ詳しくありませんね。彼の俳誌協会新人賞受賞作「大学」15句を読んで、ただただすごいなと感じます。
私の場合、「一番」「最も」好きな詩人はいません。基本的にどの詩人にも印象深い作品がありますが、とてもハマる詩人はまだいないのです。もともと「ファン」という立場にずっと疑問を抱いていますから。
それでは、せっかくなので、個人的にいつも勉強させていただいている方のお名前を若干挙げさせていただきます——
古今の俳壇(敬称略):松尾芭蕉、与謝蕪村、井上井月、内藤鳴雪、正岡子規、夏目漱石、高浜虚子、水原秋桜子、大須賀乙字、種田山頭火、石田波郷、相生垣瓜人、加藤楸邨、飯田蛇笏、鈴木しづ子、寺山修司、稲畑廣太郎、宇多喜代子、小川軽舟、奥坂まや、坪内稔典、長谷川櫂、堀本裕樹、黛まどか、森澄雄、田中裕明、高橋睦郎、清水哲男、黒田杏子、金子兜太、董振華、折勝家鴨、岸本尚毅、組長、家藤正人、池田澄子、高鸞石、関悦史、櫂未知子、神野紗希、山口優夢、高柳克弘、北大路翼、堀田季何などなど。
いつき組界隈:常幸龍さん、一草さん、藤雪陽さん、染井つぐみさん、水素さん、三浦にゃじろうさん、倉木はじめさん、ぐさん、ツナよしさん、ひでやんさん、中岡秀次さん、二こ(七瀬ゆきこさんと北野きのこさん)、まんぷくさん、みずなさん、烏賊ちゃんさん、嶋村らぴさん、いさな歌鈴さん、樫の木さん、私立百合学園長山本先生、巴里乃嬬さん、DAZZAさん、光峯霏々さん、イサクさん、げばげばさん、高田祥聖さん、津島野さん、高尾里甫さんなどなど。
その他:若林哲哉さん、茜崎楓歌さん、近藤幽慶さん、松田夜市さん、蒋騰さん、小鳥遊五月さん、舘野まひろさん、未補さん、日比谷虚俊さん、阿見果凛さん、水野結雅さんなど。特にさ青(抹茶金魚)さんの作品は、昔からずっと楽しませていただいています。
最近は堀田季何先生が主宰する「楽園」の俳人たちの作品を面白く読んでいます。げばげばさんはご存知ないかもしれませんが、私は最初からいつき組に入ったわけではなく、今でも何人かの俳句甲子園、大学俳句会出身の若手俳人の方々とちょっとした親交があります。自分の句歴を話せば長くなりますので、また機会があればお話ししましょう。(生意気な年下でごめんなさい…)
あ、昨日のプレバト見るを忘れけり。録画見てきます。😋