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冷奴醤油の色に穢れけり
義弟と橋の向こうへはだしのゲン
回答者 ハオニー
添削した俳句: 一瞬の光りの闇やはだしのゲンの最掲
お初にお目にかかりますハオニーです
「はだしのゲン」というワンフレーズで、一瞬の光の闇の正体が「原爆なのかもしれない」とは想像できます
しかし同時に、映画「はだしのゲン」のエンドロールのシーンか?とも思いました
手直しの句に、わたしも「はだしのゲン」を季語・季題として一句掲載しました
点数: 1
冷奴の清純しょう油とひっつく
回答者 ハオニー
添削した俳句: 清純の冷奴醤油にまみれ
お初にお目にかかります、ハオニーです
冷奴の白と醤油の赤いような黒いような鈍い色との対比と、冷奴の色(形?食感?)に清純さを見いだした擬人化の句だと感じました
「まみれる」という動詞のせいで、醤油を汚れたもの呼ばわりしているようにも見えます
ここの判断は作者さん次第ですが、わたしは気になります
冷奴と醤油、組み合わせが普通すぎて驚きが足りないとは思います
清純の冷奴→「あー、色的にそうだよね」
冷奴の清純→「冷奴の清純ってどういうもの?」
そのあとで「醤油」が出れば読み手はいろいろな場面を想像してくださるはずです
「汚れる」や「染まる」とか結果は言わずに、解釈は読み手に託した方が味があると思います(冷奴だけに
点数: 0
泣き笑ひの日々もありけり遠花火
回答者 ハオニー
添削した俳句: 遠花火思ひ出話泣き笑ひ
お初にお目にかかります、ハオニーです
「遠」い昔の思い出話と、「遠」花火をかけているのですね
記憶の中の遠花火を思い出している、という高度なテクニックならば、ごめんなさい間違えました
泣き笑ひする思い出話、だけでは実感が湧きません
20代には20代の、60代には60代の思い出話がありますから
お話にあるとおり、「老夫婦が」自分達の人生を振り返りながら思い出話に花を咲かせているような雰囲気を、「思い出」という言葉に頼らずに表現するのがよろしいかと思います
点数: 1