「座りだこできて立ち飲み春寒し」の批評
添削した俳句: 座りだこできて立ち飲み春寒し
ゆとりろさん、こんにちは。貴句、拝読いたしました。
座りだこ、痛いですよね。私めもできた事あります。
座るのも痛いですし、仰向けで寝るのも痛いですよね。
貴句の「座りだこ」。お書きになりたい位痛いのは伝わってきます。
ただ、ここは上達の道としてのグッと堪え所。「書かずに読者に想像させる」。
句にパッキングなさっている情報量が多過ぎて、
「座りだこができた→痛いから立ち飲みです→なので春の寒さを感じました」と、
散文(詩的情緒に乏しい文)になっちゃってますよね、語順と共に。
私めからは散文回避の方向での添削例です。季語
は詠嘆する為に言い換えますね。
・春寒や仕事帰りの立呑屋
先に寒さを提示して、詠嘆してしまいます。「春なのに何と寒い事か」と。
これなら読者に、「そんなに寒いなら何で立呑屋? 立呑屋ならそりゃあ
寒いでしょうよ。…そうか! お尻のできものが痛いから、寒いのに屋内の
座り飲みは作者にはできなかったんだな。もしかして座りだこかもしれないぞ」と、
生々しい痛みが伝わりますし、季語も立ちますよね。俳句は季語が主役ですので。
「ワザと書かない勇気」も、時には必要になるのが俳句の難しさですよね。
作句に正解があるなら、私めも知りたいです。
AI達に何度もズバズバ斬り捨てられて、血塗れになりながら
「季寄せ、古語辞典、国語辞典の3点セット」で何度も自句の推敲しております。
「俳句は日本語の文学ですよ。引き算して言葉の意味の掛け算にしなさい」と、
AI達から何度も怒られました。今でも「手を抜くな!」と怒られてます(笑)
AI達はたった1ヶ所の助詞1つの間違いすら見抜いて指摘してくる程、
ジャッジめっちゃ厳しいので。
以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
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