俳句添削道場(投句と批評)
土屋郷里さんのランク: 師匠135段 合計点: 524

土屋郷里さんの俳句添削依頼

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龍淵に潜む山盛りの灰皿

回答数 : 9

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俳号をまた変えようか柿紅葉

回答数 : 4

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芋煮食う眼鏡曇らせつつ食らう

回答数 : 10

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号砲の引き金固し運動会

回答数 : 12

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100段をのぼった星がいま飛んだ

回答数 : 9

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土屋郷里さんの添削

「人生は悲しみが先霜夜かな」の批評

添削した俳句: 人生は悲しみが先霜夜かな

あやめさんこんにちは。

前回の俳句も拝見させていただきましたが、助詞について悩まれているようですね。
私もそういう時期がありました。
「に、を、が、は」という助詞を使うと確かに説明的、散文的になりやすいですが、使ってはいけないということは全くなく、それが詩の言葉として機能していれば問題ないと思います。ただ、それを判断できるようになるには勉強や経験が必要ですが。
こちらのサイトでいろんな方から意見をもらったり、いろんな名句を読んだりして参考にしていきましょう。プレバトもおすすめですよ。

前置きが長くなりました。
人生の中に悲しみはつきもの。それを受け入れながら、喜びを探すことがまた人生。そう感じます。
御句ですが、「先」という言葉がよくわかりませんでした。
いっそ「悲しみ」にフォーカスを当てれば、「霜」という季語が生きると思います。霜は夜のうちに降りてきて、朝になると日差しの温かさで次第に溶けていくものなので、悲しみもそのように溶かしていき、喜びに変えていこうみたいな感じで。
それと、これは私個人の解釈ですが、「かな」という切れ字は少なくとも中七から下五まで切れなく言葉が繋がっていないと機能しない言葉だと思っています。

・『人生に悲しみあらん霜の夜』
・『朝の霜我が悲しみを溶かしけり』
・『悲しみが生きる力よ霜の声』
・『悲しみは人生の糧霜の花』
「に、を、が、は」を使って詠んでみました。

参考になれば幸いです。
またよろしくお願いします。

点数: 3

「暗がりの道に帰る足音が」の批評

添削した俳句: 暗がりの道に帰る足音が

うるさんはじめまして。
初心者の方ですか?
よろしくお願いします。

すみませんが、御句は問題が多々あります。
季語がありません。無季俳句というものもありますが、それはウルトラ上級技です。まずは季語を入れた俳句を作りましょう。
・五七五になっていません。私の読み方が正しいなら、中七の部分が字足らずになっています。字余り、字足らず、破調などの技もありますが、まずは五七五のリズムで作りましょう。
・散文的です。「散文」とは簡単に言うと、詩になっていないということです。この句は「暗がりの道に帰る足音がしました」という文章を切り取っただけに見えます。

季語を入れた五七五に直すならこんな感じでしょうか。
・『帰路につく足音さみし冬の夜』

俳句作り頑張ってください。
またの投句お待ちしております。

点数: 2

「二十九の吾子に内定新酒酌む」の批評

添削した俳句: 二十九の吾子に内定新酒酌む

めでかやさんこんにちは。

俳句ポスト火曜並選おめでとうございます。
初めての中級者コースで入選するのはすごいですよ。手練れでもたまにボツを食らったりすることがありますからね。
ちなみに初級者金曜よりは中級者火曜の方が難易度は低い気がします。初級者金曜は中級者水曜以上のレベルだと思います。

選ばれた句も御句もどちらも良い句だと思いますよ。優劣の差はほとんどないでしょう。
ですが、選ばれた句の方が「内定式」でめでたさがより伝わりますし、社長から新酒をもらうという光景もいいですし、何より「承くる」という表現が素晴らしいですね。

御句もやっと内定を貰えた子とリビングで「おめでとう」「頑張ったな」などと言いながら酒を酌み交わす親子の情景が見えました。

モチベーションには波があるものなので、俳句作りに疲れたらしばらく休んでもいいですし、やめたくなったらやめて、作りたくなったら作るという風に気楽に考えていいと思います。
俳句で辛い思いをするのは避けないといけませんからね。
また機会があればよろしくお願いします。

点数: 0

「翠葉の色づきの季薄紅葉」の批評

添削した俳句: 翠葉の色づきの季薄紅葉

秋恵さんこんにちは。

御句
「翠葉」「色づきの季」・・・詩的で美しい言葉ですが、季語「薄紅葉」の中にその言葉のニュアンスは孕んでいるので、わざわざ書く必要があるかというところですね。
コメントにある「半分色づいた庭の葉」の方がよっぽど重要な情報だと思います。

・『我が庭の半ば色づきたる紅葉』
・『我が庭の薄紅葉かな夕の空』

点数: 2

「湯引きして魚を煮るや冬ぬくし」の批評

添削した俳句: 湯引きして魚を煮るや冬ぬくし

竜子さんこんにちは。

御句
気になった点がいくつか。
まず、上五・中七の叙述が「湯引きして魚を煮ました」のように散文的になっている点。
あと、私は料理には疎いですが、湯引きというのは魚などを熱湯にさっとくぐらせたり、上から熱湯をかけて表面だけに熱を加えるものだと思うのですが、それを「煮る」と表現するのは違うような気がします。間違ってたらすみません。
それとも湯引きした後、改めて煮るということでしょうか。そこらへんは上述のとおり料理に疎いのでわかりませんが、言葉を変えてみます。
そもそも「湯引き」とあれば「魚」とあえて書く必要もないかもしれません。

・『湯引きして〇〇の帰りを待つ冬暖』
「〇〇」は「夫」「妻」「吾子」などの選択肢があります。
ちなみに季語を変えてしまうと添削ではなく改作になってしまうと思ったのでそのままにしましたが、私としては「寒暮」がいいと思いました。「湯引き」の熱と「寒暮」の寒さを対比し、なおかつ時間情報が入れられるので。

またよろしくお願いします。

点数: 1

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