俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2583段 合計点: 7,866

イサクさんの俳句添削依頼

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ひとあしづつ慣れぬ杖つく登山靴

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窓覆う糸瓜に花の十四五六

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道の先行く斑猫に迷ひなし

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七夕や金赤多き笹飾り

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滝と呼ぶぎりぎりの水滝と呼ぶ

回答数 : 8

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イサクさんの添削

「春愁や指紋の渦の不均等」の批評

添削した俳句: 春愁や指紋の渦の不均等

こんにちは。
他の方のコメントをきちんと追えていないので、似たコメントがあったら失礼します。

慈雨様なのでくどくどと説明はせずいきます。

◆小さいところ、当たり前のところに着目するという俳人の目。見習いたいです。
季語「春愁」と「不均等」が近いように感じます。
◆世の中にはいろいろな渦がありますが、自然界で「均等な渦」を見た記憶がない。なので「渦の不均等」という着地には、若干の「だから何?」感はあります。
◆「指紋の不均等」では不足で、それ以上を求めた句なのは理解するところ。で、そこの足した「渦」が効果的だったかどうか。
◆(3番目と近いですが別のことを言っています)一本の指の指紋に「渦」はひとつ。「不均等」というからには、さて「指紋の渦の均等な状態」とはどういう状態と作者は言いたいのだろう?ここの答えが見えないです。

まだ推敲できそう、あるいはこの句材で遊べそうな句だと思いました。

・春愁や指紋はいつも不幸自慢
「春愁」と「不幸自慢」が近いですが、ここまでやれば季語を変えられます。

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「春陰や送る眼の艶黒子」の批評

添削した俳句: 春陰や送る眼の艶黒子

こんにちは。

慈雨様がだいたいおっしゃってくれています。

特に「送る」。送迎・葬送・運送・放送・送信など色々な場面・様子で使われる動詞のため、風景が頭の中で確定しづらいです。こういう名詞・動詞は作者が思っているほど伝わらない、ということはよくあります。

まあ、後で「眼」が出るので「(誰かが誰かを)見送る」だろうなあ・・・という推測はできるのですが、「見送っている」のは「作者」なのか「作者以外の誰か」なのかはっきりせず、風景の結びにくさになっているようです。

たとえば「泣きぼくろ」と言えば「眼・目」が省略可能で、「艶」と言わなくても性的魅力の象徴です。これを使って、残り七音で句の風景を補強する手がありますね。という提案句。

・春陰や行き合う人の泣きぼくろ

点数: 1

「朧夜や白き細指髪梳きぬ」の批評

添削した俳句: 朧夜や白き細指髪梳きぬ

こんばんは。

中七下五に情報の詰め込みがあり、窮屈になってしまい、リズムがぎくしゃくしているように感じます。

たとえば読者を信頼すれば「細い指」「白い指」はどちらかだけで伝わりそう。
内容からも、流れる韻律を作った方が、この句の良さは出そうです。

・朧夜や髪を梳きたる細き指

点数: 1

「とりあへず丘へのぼらむ蜃気楼」の批評

添削した俳句: とりあへず丘へのぼらむ蜃気楼

こんばんは。

「自分自身(作者・作中主体)がとりあえず丘へ登ろうと思った+季語『蜃気楼』」と鑑賞しました。

◆前半の力の抜けっぷりは嫌いではないです。
◆「とりあへず」という五音に代表されますが、上五中七の意味の薄さが気になります。意味が薄すぎて、季語が動きそうです。
 たとえば「とりあへず丘へのぼらむチューリップ」「とりあへず丘へのぼらむ黄砂降る」など。

兼題季語からの作句は難しいです。いかに「蜃気楼」を生かすか。
「蜃気楼を見るために○○した」みたいに理由を付けてしまうと、逆に季語の蜃気楼が生きずに詩情が削がれる傾向があります。難しいところですが、頑張ってください。

たとえば「丘」と取り合わせてみます。
・この丘はやさしき丘よ蜃気楼

点数: 1

「春待ちの床が上がらぬすきま風」の批評

添削した俳句: 春待ちの床が上がらぬすきま風

こんばんは。

◆狙ってやっているならよいのですが、「春待ち」は冬の季語、「すきま風」も冬の季語の季重なりです。同じ季節で、季節感はあるかたちの季重なり。
 ただ、季語を重ねた効果はあまり感じませんでした。
 冬の季語の多くは「暖かくなるのを待つ」という気持ちを伴いますし、家屋・生活の中まで忍び込んでくる「すきま風」は、天文季語ながらそのような気持ちを持ち合わせると思います。
 「春待ち」という作者の気持ちを説明したいお気持ちはわかりますが、その説明をやめてみるのも検討してみてください。

◆「床が上がらぬ」の受け取りに悩むところがあります。

1.「床」を「とこ」と読む場合
 1-1.「床上げ」は主に産後(あるいは大病後)の「主に寝て休んでいた期間を終えること」の意味があります。でも、この意味ではなさそうですね?
 1-2.単に「寒くて起きられない」的な意味でしょうか?とすると「すきま風」の実景が主の季語として生きて来ます。が、「すきま風」とは寒いものなので、この季語があればわざわざ「床が上がらぬ」と寒いことを説明しなくても・・とも思います。
2.「床」を「ゆか」と読む場合
 「床が上がらぬ」は「風が床を押し上げてしまうほどは強くない」という意味かなあ?この意味ではちょっと不自然ですね。

ということで私は1-2の意味で受け取りました。
上で書きましたが、「すきま風」という季語があれば、十分寒い風景です。寒いことを説明する中七は勿体ないと思ってしまうところでした。
また「布団」が冬の季語なのはご存じだと思いますが、この句は「布団から出られない」を遠回しに言いたいだけ?という気配も少し・・
「寒いから布団から出られない」という意味だとして、冬季語のそういう句はすでに多く詠まれていて、提案句が思いつきませんでした。

「春待ち」ということばを生かすなら、他に寒い季語は使わず感じさせたいところですね。「春を待つ」=「今は寒い、が、やがて来る春に希望を見ている」という季語なので・・・

・春待つや敷きっぱなしの床にいて

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