俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2584段 合計点: 7,869

イサクさんの俳句添削依頼

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イサクさんの添削

「垂直に仰ぐ一点ゴム風船」の批評

添削した俳句: 垂直に仰ぐ一点ゴム風船

再訪です。
慈雨様と似たような見解になりますが。

前提として、私は前のコメントで以下のように書いています。
俳句には「一物」と「二物」という分類はありますが、句の解釈の際の後付けみたいなもの
・句を見た際に「一物で解釈する」か「二物のとりあわせで解釈するか」というのは読み手にとって大切な点です。そこを作者側がきちんと読者に届けることができれば、句の解像度はより上がるかも

で、例示の「雲中へゴム風船を放ちたり」ですが、基本的には「一物」「二物」については、前のコメントで書いた通りです。

◆この句を他の情報なしで見たときは「一物寄り」に解釈すると思います。
 「雲」は風景。
 「放ちたリ」も、主格を気にする必要はなく置かれ、風景を補っています。「放った何か」は人間ではなく解釈することもできます。「デパートの屋上から放たれた」かもしれない。動詞の質が「眺める」とは異なっている感じです。

◆「読者が句を解釈する手法」としての「一物」「二物」なら、この句は「二物として解釈する必要があまりない」句です。
 また、【一句一章】(また新しい単語)に仕立てられていることから、【二物取り合わせの効果】の期待も薄めです。

◆「作者がわの意識」という点で言えば、晩乃様が二物取り合わせを意識して作ったようには見えないですし、意識されていないと思います。
 季語を中心に季語の状況を描写する句を作った場合、基本的に解釈は一物に近くなります。そういう句というのは、前例句が山ほどあり、新しい句を作ることが難しくなっています。
 対して「二物とりあわせの句」を作る場合、俳句の技法として「季語を説明しない」「季語との距離を離す」「誤読を回避する」など「とりあわせで佳句を作る技法」を意識する必要があると思います。

結論としては、例示の句「雲中へゴム風船を放ちたり」については

◆二物(とりあわせ)の効果を狙って作った句とは思えない
◆二物取り合わせとして解釈させようという意図も感じない
◆句の解釈に、二物で受け取れば広がるような箇所がほぼない
◆一物・二物というジャンル分けにあまり意味がない

というところでしょう。

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「垂直に仰ぐ一点ゴム風船」の批評

添削した俳句: 垂直に仰ぐ一点ゴム風船

こんにちは。

まず、俳句には「一物」と「二物」という分類はありますが、句の解釈の際の後付けみたいなもので、一物に近い二物、取り合わせに近い一物、みたいな句もあります。という点を大前提に

◆この句は人間(作者?)が風船を仰いでいますよね?風船が空を仰いでいるわけではないですよね?
 ならば、「吾」等の文字が省略されているだけで「仰ぐ」と人間が描写されていますので、【一物】とは言い難いです。
 (どなたかが「掲句は一物である」と断定するなら、ケンカしてまでそれを否定するつもりはないです)

◆で、作者が目指す最終形によりますが、
 ①一物にこだわらず「仰いでいるなあ」という感慨が詠みたければ「仰ぐ」感慨として作句
 ②風船の一物であることが絶対条件なら、他のモノの描写を入れないようにする
 ③どちらもこだわらないなら、どうとでも推敲可能

・風船の点となりけり仰ぎけり
 (仰いでいる人物(作者?)が登場しますので一物とは言えない)

・風船の飛んで行きけり消えにけり
 (風船以外何も登場しない「一物」句)

・垂直な空に風船ありにけり
 (「空」を風景とした一物寄りですが、「空」との二物という解釈も可能)

◆「句の感慨(感動ポイント)」を考えたとき、「季語以外の要素」はやはり重要ですし、「作者が狙っていないのに入り込んでいる要素」はノイズになりがちです。これは一物二物関係なく同様だと思います。
 掲句では動詞「仰ぐ」による「人間の存在」がノイズの可能性があります。作者のこだわりは「垂直に仰ぐ」にありそうなので、そもそも一物として作るのは難しい句材かもしれませんね。

最初に書いた通り、一物と二物に境界にはあいまいなところがあります。
ただ、句を見た際に「一物で解釈する」か「二物のとりあわせで解釈するか」というのは読み手にとって大切な点です。そこを作者側がきちんと読者に届けることができれば、句の解像度はより上がるかもしれませんね。

点数: 1

「釣り竿の弧を描きたる春日かな」の批評

添削した俳句: 釣り竿の弧を描きたる春日かな

こんばんは。

かたちはできていると思います。

◆「春日」はややおとなしめの取り合わせ。取り合わせなら、別の風景を出す手はありますね。
・釣り竿の弧を描きたる花菜かな
・釣り竿の弧を描きたる蝶の昼

◆「釣り竿が弧となる」という内容の句はかなり作られてまして、たとえばこの道場でも過去にあります。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/19654
 どこかで選に入るのを目的とした場合、難しい句材という気はします。

オリジナリティを出すにはどうしたらいいか?というところですね。

・釣り竿の弧となり棒となり春日

点数: 1

「遅き日や鳴子こけしの軋む音」の批評

添削した俳句: 遅き日や鳴子こけしの軋む音

こんばんは。

読者を信頼するなら、「軋む」「音」両方は言わなくてもいいですね。

・遅き日や鳴子こけしの首の音
・遅き日や鳴子こけしを鳴らしつつ

点数: 0

「春愁や指紋の渦の不均等」の批評

添削した俳句: 春愁や指紋の渦の不均等

こんにちは。
他の方のコメントをきちんと追えていないので、似たコメントがあったら失礼します。

慈雨様なのでくどくどと説明はせずいきます。

◆小さいところ、当たり前のところに着目するという俳人の目。見習いたいです。
季語「春愁」と「不均等」が近いように感じます。
◆世の中にはいろいろな渦がありますが、自然界で「均等な渦」を見た記憶がない。なので「渦の不均等」という着地には、若干の「だから何?」感はあります。
◆「指紋の不均等」では不足で、それ以上を求めた句なのは理解するところ。で、そこの足した「渦」が効果的だったかどうか。
◆(3番目と近いですが別のことを言っています)一本の指の指紋に「渦」はひとつ。「不均等」というからには、さて「指紋の渦の均等な状態」とはどういう状態と作者は言いたいのだろう?ここの答えが見えないです。

まだ推敲できそう、あるいはこの句材で遊べそうな句だと思いました。

・春愁や指紋はいつも不幸自慢
「春愁」と「不幸自慢」が近いですが、ここまでやれば季語を変えられます。

点数: 1

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