俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2566段 合計点: 7,816

イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

水鳥鳴くやせつなさが止まらない

回答数 : 24

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大晦日フェンスどこまで続くのか

回答数 : 9

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枯歯朶やフェンスのここにある隙間

回答数 : 8

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フェンスから離れて歩く年の暮

回答数 : 12

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車道の手袋あれはおれのじゃなかろうか

回答数 : 12

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イサクさんの添削

「冬ぬくし誰にも言わない嘘ひとつ」の批評

添削した俳句: 冬ぬくし誰にも言わない嘘ひとつ

こんにちは。

情感を出そうとしているのはわかります。
ひとつ、どうしても自分では解決できなかった点が。

◆「誰にも言わない嘘」
 ⇒つまり「まだ誰にもその嘘を言っていない」ということになっていますが、句意は正しいでしょうか?

 句のイメージでは「真実は誰にも言わずに心の中に秘めて、嘘をつらぬく」と受け取りそうになったのですが、句の内容は「嘘を思いついたが言っていない」ことになっています。

嘘を他人に伝えていないならば、まだ嘘ですらないので・・・もしや自分をだますための嘘?

点数: 1

「息白し街灯に浮く停留所」の批評

添削した俳句: 息白し街灯に浮く停留所

おはようございます。

中七下五「街灯に浮く停留所」がかなり良いと思います。
「浮く」がよく効いてるように感じます。

上五の季語との相性(取り合わせ)、悪いわけではないですが、感覚的にベターではないように感じました。
理由を考えましたが
◆「息白し」は人事の季語で人物の映像を伴いますが、中七下五は人物の映像を補完しておらず、バス停に「どんな人」が「何人いるのか」、「息を吐くのが自分(作中主体)か他人か」すら受け手に委ねられて、広く受け止められすぎるから

 言い方を変えれば
【季語と、季語以外の部分の共鳴が足りていない。もっとできそうな季語がありそう】
というところです。
この句の中七下五の映像の主役は「停留所」なので、変に「そこにいる人」をもうひとつの主役にしてぶつけるのは、視点がブレるのもありますし、避けた方がよいかもですね。
同じく冬の人間を表す季語「手袋」「マフラー」「コート」「風邪」「くしゃみ」なども試してみましたが、同じような感じです。ダメというわけではないですが。

・月氷る街灯に浮く停留所
・小雪ふる街灯に浮く停留所

点数: 2

「サイレンは夜が好きそう月冴ゆる」の批評

添削した俳句: サイレンは夜が好きそう月冴ゆる

おはようございます。

取り合わせとしてかなり良い句だと思います。
一点、上五中七「サイレンは夜が好きそう」が、「サイレン」を主役とした叙述のかたちのため、作者個人の感想(推量)で終わっているようにも感じます。
少しずつ句意が変わっていきますが「今眼前にある夜の光景」を描写したりするなど、工夫はできそうです。

・サイレンの好きそうな夜や月冴ゆる
・月冴えてサイレンは夜を恣

「月」を出すならば「夜」を外したい気持ちもありますが、句意が句意なので難しいところですね

点数: 1

「プリクラの文字ぎこちなく寒桜」の批評

添削した俳句: プリクラの文字ぎこちなく寒桜

こんばんは。

私個人の作句で言うと「多作」と「即吟」は別物で、「多作多捨」の「多作」は「単にいっぱい作る」という意味で受け取ってなかったりします。慣れて手癖で作れてしまう功罪もあるような。
いろいろな考えがあると思います。あくまで個人的な話でした。

御句、個人的には切れを入れたい句でした。

・プリクラの文字ぎこちなし寒桜

「文字」二音を「字」一音にするか?「ぎこちない」で五音使うか?助詞は?など、推敲しがいのありそうな句です。

点数: 2

「行く春や糊剥げたシャツ最寄り駅」の批評

添削した俳句: 行く春や糊剥げたシャツ最寄り駅

はじめまして。よろしくお願いします。
素人さんというわけではないのかな?

言いたいことは出せているのではないかな?と思います。
学生かどうかはわかりませんが、サラリーマンとして見てもいい句ですね。
俳句は言いたいことすべてが伝わる必要がない(というか伝わるような文芸ではない)ので、このぐらいの省略でよいと思います。

難点もいくつかありそうです。
◆一番気になるのは、【三段切れ】です。
 「行く春や/糊剥げたシャツ/最寄り駅」意味もリズムも二か所でぶちぶち切れています。敢えて三段切れにする技法もありますが、この句はそれを狙っていないようですし、通常は句に奥行・余韻がなくなりますので回避した方よいと思います。

季語を含むひと固まり(基本的に五音程度)と、季語を含まないひと固まりで組み合わせるのが俳句でよくある「取り合わせ」という技法になります。
御句の場合は、上五「行く春や」で五音で切れていますので、後半十二音を繋げた方がよさそうですね。

後半を推敲する場合、たとえば「最寄り」という情報はこの句に効果があるかどうか?など、検討していくわけです。
私なら「最寄り」は外すと思います。あまり映像的に効果的だとは思わなかったので
例として

・行く春や糊剥げたシャツにて駅へ
・行く春や学生の糊剥げたシャツ

二句目では「駅」を外して、コメントの「学生」を入れました。一例です。
「最寄り」を生かす推敲もあると思いますし、俳句には唯一解があるわけではないので、いろいろ試してみてください

点数: 1

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